“新米TikToker”ヒカキン、日本初のTikTok公式オフ会で人気クリエイターに学ぶ

 一方、5組の中で特にTikTokへ注力しているCOWCOWの善しは、会場に来ていた人気TikToker たちと楽屋で遭遇したらしく「会いたい子がめっちゃおんねん!」と大はしゃぎ。しかし、40過ぎの中年コンビが若者向けのSNSへ参画することに対し、少なからずためらいはあったらしく、安村から「恥ずかしいですよ、どういう感じでやったらいいんですか?」と問われると、善しは「いや、俺らだって抵抗あったよ。若いコの世界に入っていくという……」と本音を吐露する場面も。その発言を受けて相方の多田は「そうですよ。今、TikTokと真剣に向き合っている最年長の芸人です!」と、自分たちを評していた。

 会場がひときわ大きな歓声に包まれたのは、ヒカキンが登場した時だった。はじめにヒカキンは「いや~緊張しますね! こんなにたくさんのTikTokerさんと会うって初めてなので」とコメント。司会者からはその抜群の知名度ゆえに「自己紹介は不要ですよね」と紹介されるも、「いや、でもTikTokerとしてはまだ新米なので、動画もまだ3本くらいしか上げてなくて」と謙虚に振る舞いつつ、「僕も普段動画編集とかをしているんですけど、(TikTokは)10秒、20秒にすべてを懸けていて、似ているようで違うと思うので。トップのTikTokerさんって細かいところまで考えているじゃないですか。だから今日は色々学んで帰りたいんですよね」と貪欲な学習意欲を垣間見せた。ちなみに、3本しか動画を上げていないにもかかわらず、フォロワー数は既に48万人に達しているという。

 さらにヒカキンに続いて、今度はダンテ、Masuo、トミック、あいあい、蛇足、1D&ゆーぽん、きりたんぽ、ゆきりぬ、夕闇に誘いし漆黒の天使達と、人気動画クリエイターが勢ぞろい。その中から、ヒカキン、ダンテ、Masuo、あいあい、きりたんぽが、人気TikTokerからTikTokの極意を学ぶことに。

 講師を務めたのは、犬系動画を得意とするkitakaze、コメディ系動画を多数アップしているひなた、ラストアイドルでも活動している西村歩乃果。「色々学びたい」という言葉通りにヒカキンは「さっき紹介されていた作品って静止画も入っていましたよね? それを意識して旅行先とかで写真を撮りためていて、常にTikTokのこと考えてなきゃ出来なくね? って思ったんですけど」といったように、講師を質問攻めにしていた。

 また、動画に合わせる適当な曲がない場合は、自作曲を使用して、それがTikTok内でバズる場合もあるという話がkitakazeから出ると、ダンテから「ヒカキン、何かつくってみれば?」という提案が。するとヒカキンは「流行んなかったら怖いわ(笑)」とリアクションして、笑いを誘っていた。

 最後にステージへ上がったのは、2018年より「RYUCHELL」名義によるアーティスト活動も行っているタレントのりゅうちぇる。2月14日まで行われていた「TikTokバレンタインチャレンジ」のレコメンド曲『今すぐKiss Me』を歌って踊り、イベントに花を添えていた。

■こじへい
1986年生まれのフリーライター。芸能・スポーツ・音楽・カルチャーのコラム・リリース記事から、ゲームのシナリオ、求人広告まで幅広く執筆中。

関連記事