『テラスハウス』第46話の前に読みたい番外編 休日課長の恋は叶うのか、川谷絵音も協力した会議
現在史上最悪の空気で、殺伐とした内容が続くテラスハウス。その理由はシンプルに女子メンバーの仲が悪いことで、揉めている内容も「影で言った言わない」であるため、収束する道が見えてこない。
これまではカメラがあるけれど“無いものとして振る舞う”ということが前提で、素の表情を見せていたと思われた彼女たちだが、実は裏で「カメラの前でベラベラ喋っちゃうから信用してない」と話しているという暴露から、「本心でテラスハウスに住んでるの?」という発言が出てくるなど、もう修羅場である。
そんなことが明らかになった第45話で、唯一の癒しがゲスの極み乙女。のベーシスト・休日課長こと和田理生だ。DADARAYのレコーディングの休憩中にメンバーたちに恋の相談をするシーンや、テラスハウスメンバーに料理を振舞ったりと、彼が出てくるシーンは殺伐としたテラスハウスに現れたオアシスである。
今回公開された未公開映像もDADARAYのメンバーが理生に恋の進捗を尋ねるというものだ。川谷絵音が「今自分的な感触は何パーセントくらいなの?」と聞かれると「8%……」と答える弱気な理生にメンバー全員が驚き、真剣に考えてくれる。
特にメンバーのえつこは、「課長の咀嚼音が気になるんだよね……」とあえて言いにくいことを指摘したり、「ライブを見せてギャップ萌えを狙おう! だからそこまでに玉砕しないように気持ちを伝えるのをペース配分してね」など理生をよく知るからこそできるアドバイスを送ったりと、親身になっていた。人当たりがよく、メンバーから愛されている理生だからこそみんなが真剣になってくれるのだろう。
テラスハウス内でもその愛されキャラは発揮されている。もう一つ公開された未公開映像では、まやと海斗と共に利沙子がモデルとして参加した雑誌を見ながら「なんと言っているか」という大喜利で2人を楽しませる理生。そんなユーモアがあり、気さくな彼をメンバー皆が好いており、いつも理生が登場するシーンは穏やかで和むものになっている。
ただ、そこから一歩進んで恋愛に発展する気配はなく、理生の柔和な雰囲気と年齢差も相まって“いい人止まり”にさせてしまう何かがあるのかもしれない。放送終了まであと残り4回となり、タイムリミットが近づいてきたテラスハウス。ここからグッと距離を縮めて理生が利沙子と結ばれる未来はくるのか、引き続き見守っていきたい。
(文=平岩知花)
「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」はNetflixで配信中、フジテレビにて毎週(月)24時25分~放送中。
公式サイト:http://www.terrace-house.jp/openingnewdoors/
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