『スマブラSP』はなぜ簡単なようで意外と難しいのか? その理由を徹底分析

対戦格闘ゲームとパーティゲームの間で揺れる『スマブラSP』

 初代『スマブラ』は、初心者にはとっつきにくさのあった格ゲーのオルタナティブとして人気を博した側面を持つが、今や『スマブラ』もEVO(毎年、ラスベガスで開催される世界大祭級の格闘ゲーム大会)の競技タイトルにも選ばれる立派なe-sportsの“種目”でもある。

 パーティゲームとしての遊びやすさと、対戦格闘ゲームとしての競技性は相反する。しかし『スマブラSP』は幸か不幸か、その両立という宿命を背負わせてしまった。『スマブラSP』について難易度や遊びやすさの観点で議論が起こることは必然とも言える。

 ゲームを楽しめるようになるまで多少の練習や知識が必要なゲームで、いかにして初心者をフォローしていくか。これはゲーム制作サイドだけでなく、ユーザーサイドでも考えられるべき問題だ。『スマブラ』のトッププレイヤーたちが更新するスマブラ特化メディア“Smashlog”のような試みやSNS上での初心者へのレクチャーが、ゲーム業界全体に広がることを期待したい。

おすすめのキー配置

 最後に『スマブラSP』初心者のプレイヤーに向けて、筆者のオススメのキー配置をお教えしたい。

変更点

・はじきジャンプ→OFF
・はじき入力→出やすい
・Cスティック→強攻撃


 実践では思ったより体に力が入るので、繊細な強攻撃のスティック入力が難しい。そこでCスティックに強を割り振って、スマッシュははじき入力で出すようにすれば、多少は技化けが減るのではないだろうか(とはいえ、キー配置に関しては慣れや個人の好みがあるので、色々と試してみてほしい)。

 それでは、年の瀬も楽しい『スマブラ』ライフを。

■脳間 寺院(のうま・じいん)
京都生まれポケモン育ち、ボンクラオタクはだいたい友達。「ゲームをもっと面白く」をモットーに記事を書くゲームライター。Twitterにてゲームにまつわる情報を発信中。Twitter:@noomagame

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