『有吉ぃぃeeeee!』最新回前に『ストⅤ』回復習&『オーバークック2』『PSクラシック』予習

 お笑いタレント・有吉弘行が出演する『有吉ぃぃeeeee!』(テレビ東京系列)は、昨今耳にすることの多い「eスポーツ」をテーマに捉えたゲーム番組だ。

 内容は単なるゲームバラエティと異なり、個々人のプレイテクニックが試される対人戦に重きが置かれている。バラエティ的なお笑い要素もある一方で、有吉やタカアンドトシ、そしてアンガールズ・田中卓志らがプレイ中に見せる「真剣な顔つき」も楽しめる。芸能人がガチでゲームをプレイしている様子にスポットを当てた、ある意味珍しい番組と言えるだろう。

 12月2日放送の最新回は、出演者らがゲストのマイケル富岡宅へ訪れて『オーバークック2』と『プレイステーションクラシック』をプレイする模様だ。

 そこで本稿では最新回の放送に向け、前回(11月18日放送)の番組内容を振り返りながら『有吉ぃぃeeeee!』の魅力を簡単に紹介する。番組開始から欠かさず視聴している方やそうでない方もぜひチェックしてもらいたい。合わせて最新回で取り上げられる『オーバークック2』と『プレイステーションクラシック』に関する説明も読んで頂ければ幸いだ。

ザンギエフ使いの田中が魅せまくったプレイシーン

 11月18日放送のお題は『ストリートファイターⅤ』。誕生から30年の歴史を誇る『ストリートファイター』シリーズ最新作で、先に相手の体力ゲージを0にしたプレイヤーが勝利する対戦格闘ゲームだ。番組内ではネットワーク機能を用いてユーザー同士の対戦が行える「オンラインモード」にスポットが当てられていた。

 番組内の見どころは大きく分けて2つ。まず最初は「プライベートで30時間を練習に費やした」と公言する田中のゲームテクニックだ。オンライン対戦で猛者とマッチングした田中は、トリッキーな性能を持つキャラクター「ザンギエフ」をチョイス。

 このキャラは豊富な投げ技を繰り出せる反面、扱うには相応の腕前が要求される。発動する技の入力コマンドも難しいので、相手の攻撃になす術なく倒されるかと思いきや、田中がまさかの大技「スクリューパイルドライバー」を相手に叩き込み、予想外の大ダメージを与えることに成功。直前の試合で有吉がこぼした「緊張感で技が出せなかった」という発言とは逆に、3連続でスクリューパイルドライバーを決める田中に出演者は大興奮。結果はあえなく惜敗に終わったが、芸能人が猛者をあと1歩まで追い詰めるシーンから、エンタメとは一風異なる競技シーンの熱量が表現されていたように思う。

 続いての見どころは、『ストリートファイター』シリーズの大会で活躍するプロゲーマー「ボンちゃん」の登場シーン。「ラウンド開始から10秒間コントローラーに触らない」というハンデを背負いながらも、有吉や田中を圧倒的にしのぐ実力で叩きのめした。

 その後はオンライン対戦で中々勝てない有吉に向けてレクチャーをスタート。全身緑色のワイルドなキャラクター「ブランカ」の使用を勧め、攻撃範囲の広いジャンプキック(通称:欽ちゃんキック)の出し方を伝授した。この光景も含め、番組内では「オンライン対戦に挑む」→「対戦相手に敗北」→「プロゲーマーからテクニックを教わり練習」→「再びオンライン対戦に挑戦」という流れが出来上がっており、少年マンガの主人公が何度も敵に立ち向かうが如く、熱いリベンジシーンが放送された。芸能人がガチでゲームプレイに取り組み、上級者相手に立ち向かう。『有吉ぃぃeeeee!』ならではの魅力だ。

 またYouTubeのテレビ東京公式チャンネルには、地上波では放送されなかった未公開映像がアップされている。金髪の格闘家「ケン」を使うトシ、元K-1選手のボビー・オロゴンと元℃-uteの岡井千聖による特別マッチ、「ボルシチダイナマイト」のインパクトに出演者タジタジのザンギエフ対戦シーンなど、ネットでしか見られない限定動画が盛り沢山だ。前回の放送を視聴していない方は、公式チャンネルの動画で番組内容を復習しておくと、最新回の放送をもっと楽しめるだろう。

チーム有吉!最強&最弱の1戦!ザンギエフ後ろ後ろ!「有吉ぃぃeeeee!(配信オリジナル)」

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