尖ったタイトル連発のユービーアイソフト、一年を振り返る『UBIDAY 2018』で“不意打ち”の発表も

 東京・秋葉原「ベルサール秋葉原」で10月14日、アサシン クリードシリーズなどで知られるユービーアイソフトの単独イベント「UBIDAY 2018」が開催された。

 本イベントは2012年より毎年10月~11月頃に実施されており、今年度で7回目を迎える。そんな本イベントの終盤では、ユービーアイソフトのキーマン三人によるギリギリ……と思わせて、実は”ポロり”満載のぶっちゃけトークが展開されるステージイベント「ラウンドテーブル」が実施される。今年度もいつも通り実施され、様々な最新情報が発表された。その模様をお伝えしよう。

 まずオープニングで、キーマン三人であるユービーアイソフト代表取締役のスティーヴ・ミラー氏、マーケティングディレクターの辻 良尚氏、PRマネージャーの福井 蘭子氏が登壇。恒例行事(?)として三人にビールが配られた後、乾杯と同時にイベント本編が開始となった。

 最初は昨年のUBIDAYラウンドテーブルから一年の今を振り返るトークからスタート。一つ目トピックとして、昨年度の「UBIDAY 2017」における混雑の話題が取り上げられた。

 前回の「UBIDAY 2017」は東京・渋谷の「渋谷ヒカリエ」の9階、「ヒカリエホール」で実施された。これは当時、ベルサール秋葉原が使えなかった事情、『レインボーシックス シージ』をメインに見据えたイベントに挑む意図から、より面積の広い会場としてヒカリエが選ばれた。だが、想定を上回る混雑となり、参加されたユーザーから厳しい意見が相次ぐ事態になった。この件に関しては謝罪が告げられ、今年度はその時に得られた教訓を経て全体を組んだことが明かされた。そして、今回の内容についてもユーザーからの感想、意見は募集中で、今後に活かしていきたいとのことなので、参加されて思うことのある方はTwitterなど、SNS経由でコメントを送ってみよう。

 続いて『レインボーシックス シージ』に関する話題。今年も会場地下一階でアジア大会ファイナルが実施されたほか、イタリアはパリのeスポーツチームが視察の為に来日するなど、盛り上がりを見せた。

 また、世界累計プレイヤー数が3500万人を突破、日本国内の月間プレイヤー数(MAU)が2018年9月時点で55万人を突破したことも発表。現在もYEAR3のアップデートが進行中で、更なるオペレーターの追加が予告されている。今後もこの勢いを維持していきたいとの意気込みも語られ、同作の発展と成長が期待された。

 そして話題は『アサシン クリード オリジンズ』によるシリーズ復活へ。昨年10月に発売された『アサシン クリード オリジンズ』は、RPG色の強い内容へと大きく刷新され、それが日本を含む世界中で高評価を獲得し、大きなセールスを記録するに至ったことが取り上げられた。

 特に今年2月20日の無料アップデートで追加された、古代エジプトの歴史を学べる「ディスカバリーツアー」は、東京・池袋の「古代オリエント博物館」で展示イベントが実施されるなど、大きな話題を呼んだ。現在は大阪府立弥生文化博物館の「発見!古代エジプト -7つのひみつと最新エジプト研究-」で体験ブースが設置されている。同展示イベントは12月16日まで開催中なので、関西にお住まいで、足を運べるファンはぜひ、チェックしてみて頂きたい。

 更に『ファークライ5』、『ザ クルー2』のセールスが好調であったことも続けて紹介された。特に後者は前作の約3倍のセールスとなり、ユービーアイソフトの全体でも世界トップ3に入る記録を樹立した模様。前者も好評を博し、発売後に展開された三つのダウンロードコンテンツが話題を呼んだことが紹介された。会場にはDLCの一つ『ロスト・イン・マーズ』に登場するハークの造形物を持ち込んだファンもおり、それが福井氏によってお披露目される一幕もあった。

 当リアルサウンドテックでも『ファークライ5』三種のDLCを紹介した記事を掲載中だ。話題に上がった『ロスト・イン・マーズ』は筆者も強くお薦めしたいDLCなので、まだ遊んだことがないユーザーはぜひ、プレイしてみて欲しい。

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