尖ったタイトル連発のユービーアイソフト、一年を振り返る『UBIDAY 2018』で“不意打ち”の発表も

UBIDAY2018レポート

 ここで一年の振り返りが終わり、今後一年の展望へと話題が移行。

アサシン クリード オデッセイ 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

 まず、10月5日に発売されて間もない『アサシン クリード オデッセイ』の好発進が取り上げられた。前作オリジンズのゲームシステムを踏襲し、RPG色をより強化した今作は、プレイヤー自らが物語を紡いでいく内容を最大の売りとしている。

 今後もダウンロードコンテンツのほか、その特典でリマスター版『アサシン クリードIII』が配信されるなどのトピックが控えているので、まだ遊んでないユーザーは”レッドデッドなんちゃら”を始めとする話題作が出る前に是非という、ぶっちゃけ気味の熱いメッセージがあった。

 更に11月21日より、スマートデバイス向けの新作『アサシン クリード リベリオン』のサービスが開始されることが告知。事前登録は既に始まっており、限定アイテムを得ることができるようだ。 

フォーオナー - PS4 【CEROレーティング「Z」】

 続いて剣戟アクション『フォーオナー』の大型アップデート『マーチング ファイヤー』の話題。こちらは10月16日より配信が開始され、新たな対戦ルール追加のほか、AIが操る相手と戦闘を繰り広げ、ランダムに現れるクエストを攻略していく「アーケード」が追加されることが紹介された。

 同作は今後もアップデートを始めとするサポートを続けていくので、今回の『マーチング ファイヤー』を機にその一角に入ってもらえれば、とのコメントを寄せていた。

 そして、『ディビジョン2』の話題。今回のUBIDAYでは20もの試遊台が用意され、2時間待ちが発生するほどの人気を博した。既に予約受付も始まっており、実施と同時にプライベートベータの参加権が与えられる。こちらはクローズド、オープンよりも先んじて参加できるベータテストとなっているので、我先にというユーザーはすぐにでも予約して欲しいとの旨が伝えられた。

 更にパッケージ版の数量限定特典として、今作のマスコットである熊のキャラクター「トミーベア」のぬいぐるみキーチェーンの付属が発表。既にお店、通販サイトで予約したユーザーにも付けられるとのことだ。

 また、JTBとのコラボによる「『THE DIVISION 2』発売記念、聖地巡礼ニューヨークツアーツアー」の企画も発表。2019年2月22日から2019年2月26日の三泊五日のスケジュールで実施され、2018年12月3日より参加者の募集が開始される。この企画が成功すれば、今後、別の作品をテーマにした聖地巡礼ツアーに発展するかもしれないようなので、興味のある方はチェックして頂きたい。

 そして、『スターリンク バトル・フォー・アトラス』の発売日発表の報せ。だが、当日に実施されたステージイベントで発売日は未定と発表されていたため、同イベントで進行を務めた福井氏は困惑。

 間もなくトレイラーの紹介と共に発売日が2019年4月25日になることが告げられた。サプライズだったため、会場は大盛り上がり。何も知らされてなかった福井氏とスティーヴ氏もビックリ。ラウンドテーブルの進行を務めた辻氏によれば、10月12日の金曜日には決まっていたとのことだ。

『スターリンク バトル・フォー・アトラス』ゲームプレイトレーラー

 そんな不意打ちの形で発売日が発表された今作は、オープンワールドを舞台にしたSFアクションアドベンチャーゲーム。「モジュラートイ」と呼ばれるフィギュアをコントローラに装着し、自機を切り替えたり、武器を装備するという玩具とゲームが連動したシステムを特色としている。また、Nintendo Switch版限定で任天堂の『スターフォックス』とのコラボレーション要素があり、同作の主人公フォックス・マクラウドと自機「アーウィン」が参戦する。

 こちらは北米先行で、日本は各種フィギュアとパーツの輸入、ローカライズの関係から2019年発売となる。そのため、発売後に在庫が切れてしまうと、補充に時間がかかってしまうとのことなので、購入を考えているユーザーは必ず予約して欲しいとのコメントがあった。次の輸入に要する時間も一週間では済まないようなので、ご注意いただきたい。

 スターリンクの後は『レインボーシックスシージ』の今後、そして来年の「UBIDAY 2019」に関する話題となった。来年の開催に関しては本イベントのエンディングにて実施が明言されるも、詳細は不明のまま。会場からはドーム(東京ドーム)での開催を期待する声が挙がったが……どこになるのかは、来年までのお楽しみとしよう。

 また、時間の都合により、ユーザーから寄せられたQ&Aに一問だけ回答。国内スタジオでは日本語音声の吹き替え、ローカライズをどのように進行し、どれぐらいの人数で、どれだけの工数で進めているのかという質問が選ばれ、現在、チームは5人であること、音声収録は三~四ヶ月を費やしているといった興味深い裏事情が明かされた。更に昨今は一つのゲームのローカライズを終えたらそれで終わりとならず、アップデートやダウンロードコンテンツによる拡張もあって、タイトルに関わる時間が大幅に増しているようだ。それもあって、スティーヴ氏曰く増員を検討しているとのこと。英語が堪能で、ゲームが好きな人は大歓迎とのことなので、腕に自信のある方は挑戦してみるのはいかがだろうか。

 最後に乾杯の音頭が取られてラウンドテーブルは終了。果たして、8回目の開催地はどこになるのか。昨今、日本でも根強いファンと支持を獲得しつつあるユービーアイソフトはまた1年、話題を振りまいてくれそうだ。

■シェループ 
新旧構わず、色んなゲームに手を伸ばしては積みゲーを増やし続ける人。コソコソとゲームライターとしても活動し始めた。2D、3Dのアクションと手強めの戦略シミュレーションが大好物。最近、『スプラトゥーン』のジャッジくんが気になって仕方がない。
Twitterアカウント(@shelloop

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