DA PUMP、生放送での“いいね+RT数で内容変化”パフォーマンスに大反響 『シブヤノオト』が示したSNS×地上波の可能性

 近年は地上波の番組でも視聴者参加型の企画を積極的に取り入れており、Twitterのハッシュタグ機能を用いて生放送でリアルタイムのコメントが読み上げられることは珍しくない。TVを観ながらSNSをするということは2つの画面を交互に観なければならないので、1つの画面で番組を観ながらコメント投稿が可能なネット番組や配信の方がずっと手軽に思えるが、番組放送中に「 #シブヤノオト 」がTwitterのトレンド1位になった事実からもわかるように、今はTVを観ながらSNSを利用する人が多い。スマホを片手にTVを観ることは意外と手間ではないばかりか、今や当たり前の光景になってきているのだ。

 地上波×SNSの組み合わせが新しいTVの楽しみ方として確立しつつある中、今年7月に放送された音楽番組『THE MUSIC DAY 伝えたい歌』(日本テレビ)では、スマホARアプリを使った連動企画が行われていたのも記憶に新しい。このアプリは各アーティストのステージと連動しており、スマホをかざすとアーティストがTVから飛び出して目の前でパフォーマンスをしているような気分を味わえるという企画だった。

 TVとスマホという2つの画面を使うことによって、地上波番組の放送内容は広がりを見せている。そう考えると「新しいTVの楽しみ方」の可能性はまだまだ未知数なのだ。

■渡邉満理奈
1991年生まれ。rockin’on.com、Real SoundなどのWEB媒体を中心にコラム/レビュー/ライブレポートを執筆。趣味は読書でビートたけし好き。

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