ポケモンカードはなぜ再び大流行? 「GX」「YouTuber」「広瀬すず」など、その背景を考察する

 今、ポケモンカードゲームが改めて注目を集めている。誕生から22年が経ち、日本を代表するコンテンツへと成長した『ポケットモンスター』シリーズ。カードゲームシリーズも同年から始まり、いまでは世界大会も開かれている。

 ホビーショップや家電量販店ではどこも品薄状態となっているポケモンカード。株式会社ポケモンセンターが運営するポケモン関連商品の専門店「ポケモンセンター」でも人気の拡張パックは入手困難となっており、売り場には小学生から20代くらいの男女まで、幅広いユーザーの姿が見られる。歴史の長いポケモンカードがなぜ、今になって流行しているのだろうか。

 はじめにポケモンカードの対戦ルールについて触れておきたい。基本的に60枚のカードからなるデッキを使い、手札7枚とサイド6枚を自分の場に用意して対戦がスタートする。相手のポケモンを1体倒すごとに1枚サイドを取ることができ、先に6枚全てをとったプレイヤーの勝ちとなる。

【公式】9分でわかるポケモンカードバトル

 細かいルールを除けばすぐに覚えられるため非常にはじめやすい。ルールは単純だが、ポケモンの多様性により戦略性に幅ができている。やり込み要素も高いため、大人も子供も一緒に打ち込める。また新弾発売のペースが月に1回と早く、カードイラストもバリエーションが豊富で飽きさせない工夫もある。

 そしてブームの火付け役となったのが7月13日に発売された「GXスターターデッキ」だ。9つのタイプそれぞれの構築済みデッキを500円で買うことができる。リザードン、ラプラスといった人気ポケモンのGXが1枚とそれを支えるノーマルポケモン、汎用性の高いグッズ、サポートカードと基本エネルギーで構成されている。(参考:トレーナーズウェブサイト

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