浜田雅功、プロゲーマー夫婦・ももち&チョコの活躍とeスポーツシーンの広がりに驚く

 7月29日に放送されたフジテレビ系のスポーツバラエティー番組『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に、サッカー日本代表の宇佐美貴史や、ボクシング世界3階級制覇の井上尚弥らと共に、eスポーツ選手のももちとチョコブランカが登場した。

 番組冒頭、ももちとチョコブランカを指して「何をしている方ですか?」と問う番組MC・浜田雅功に対して、永島優美アナウンサーが「夫婦でプロゲーマーということで……」と紹介。浜田は「ゲーム」と「スポーツ」が結びつかない様子で、「これ、スポーツ番組ですよ!?(笑)」と苦笑する。同様の感想を持った視聴者も少なくなかったかもしれないが、これに対して、ゲストの武井壮が「世界中で勢いを増していて、スポーツ界と並びかけている」とアツく解説し、浜田も「ホンマに!?」と驚いていた。

 続いてスポーツのパフォーマンスの話題になり、永島アナから「eスポーツの世界はファンに覚えてもらうためのパフォーマンスってあるんですか?」と質問されたチョコブランカは、「ファンに名前を覚えてもらうために、個性的な名前にして登録していたりしますね」と回答。「私の場合は飼っていたウサギの名前『チョコ』に、使っているキャラクターの名前『ブランカ』ーー緑色の体で電気を放つモンスターがいるんですけど、それを一緒に合わせて『チョコブランカ』にしました」とわかりやすく解説した。また、夫の「ももち」は本名(百地祐輔・ももちゆうすけ)で、女性的な響きと、妻のチョコブランカも苗字は「ももち」であることから、浜田から「ややこしいなぁ!」と突っ込まれる場面も。

 そして番組も中盤を過ぎ、eスポーツに関する解説が行なわれる。eスポーツとは、ゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えたもの。2019年には日本の国体に取り入れられることが決定しており、五輪の正式種目に採用される可能性が出てきていることなどが伝えられると、スタジオからは驚きの声が上がった。さらに、ドイツのトッププロゲーマーは年収が4億円、ある大会では1年間の賞金総額が100億円と市場の大きさが伝えられ、東大出身のときど(現在は主に『ストリートファイター』シリーズで活躍するトッププレイヤー)や早稲田大学院出身のTema(日本初の女性パズルプロゲーマー)といった高学歴プロゲーマー、朝日放送のアナウンサーを辞めてeスポーツ専門のアナウンサーになった平岩康佑アナの活躍なども取り上げられた。

 それでも納得できない様子の浜田が「なんでスポーツっていうんですか?」と質問すると、ももちは「競技性のある対戦型のゲームをeスポーツと言うんですけど、それを『スポーツ』と言っても良いいんじゃないかっていうところからきています」と答える。浜田は腕組みしながら「それは自分らが思ってるだけちゃうん?」と懐疑的だったが、eスポーツに造詣の深い武井壮は、オリンピック競技の「射撃」を例に出し、単純な運動量で言えば、対戦ゲームはそれに勝り、また競技時間も長く、練習量もアスリート並みだと力説。「僕は十分にスポーツと言っていいと思う」と語った。

 また番組では、「お金大好き・吉本興業が、フィリピンのゲーマー集団をスカウトして一儲けしようとしている」……というエピソードも紹介され、浜田もだんだんと、人々を魅了するeスポーツの力に気づき始めたようだった。

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