萩本欽一、テレビ離れの若者に独特なアプローチ コラ画像が話題の“#欽ちゃんチャレンジ”とは?

 萩本欽一の公式Twitterが、現在話題を集めている。初めてのツイートは、5月29日にテレビプロデューサーの河瀬大作氏による「欽ちゃんにTwitterを始めてもらうことにしました」というものだった。それから、飾らない素直な欽ちゃんの日々のつぶやきが話題を集め、6月には7月7日放送の『欽ちゃんのアドリブで笑(ショー)』(BSプレミアム)に向け、「#エターナル欽ちゃん走り」「#欽言おみくじ」など企画ツイートが増えていった。

 番組の大きなテーマは、「目指せ!55万リアクション」と題し、Twitterやホームページのリツイート、いいね!投稿などを合計して55万リアクションを目指すというもの。これまで出演してきた様々な番組で高視聴率を記録してきた萩本が、普段テレビを見ない若者に、テレビの面白さを拡散しようとアプローチを実施している。

 達成したあかつきには、“何かオモシロイこと”が起こるという。7月5日12時現在で41万2,048リアクションを獲得している。1万リツイートを超えるほどの、注目を浴びるきっかけとなったのが、7月2日のツイートによる、欽ちゃんの4枚の画像をフリー素材として使用してもいいという「コラ画像選手権」だ。

 

 サンプル画像として、集落の井戸の中で欽ちゃんがポーズを取る画像、プリンの側面にまったりとした欽ちゃんの顔が合成された画像、太陽をバックに欽ちゃんがスケボーでオーリーを決める画像などが投下されると後に続けと、インターネットユーザーによるコラ合戦が激化。「#欽ちゃんチャレンジ」のタイムラインや欽ちゃんアカウントへのリプライには、秀逸なコラ画像が続々と投稿されている。

 

 過去には、2014年にポケモンのヌマクローのコラ画像ブームが起きた際に、ポケモン公式ツイッターから「ヌマクロー 正面」「ヌマクロー 後ろ姿」という“公式素材”の配布が行われたことや、2016年に漫画『彼岸島』公式文字コラ大会「丸太杯」が開催されたことがあった。けれど、多くのコラ画像はネットスラングを中心に巻き起こるもので、誹謗中傷が含まれるものがほとんど。2014年、2016年の頃に比べると遥かに炎上する確率が高くなった2018年に自身をフリー画像にするという発想は、大きなチャレンジである。

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