W杯ベルギー戦直前! NHKホールの8K巨大スクリーンで熱狂を生んだパブリックビューイングを振り返る

 7月3日午前3時から、2018 FIFA ワールドカップの決勝トーナメントに進出した日本代表が強豪・ベルギー代表に挑む。ベスト16の時点で、日本にとっては8年ぶりの快挙であり、そのきっかけとなったのが、グループリーグ初戦・コロンビア戦だ。

 この重要な試合が行われた6月19日、渋谷のNHKホールにて、サッカーというカルチャーにエンターテイメントを融合した「NHK Football Festival」、その後「2018 FIFAワールドカップ パブリックビューイング」が開催された。4年に1度のサッカーの祭典に、熱の入ったサポーターたちが集結。NHKホール周辺は開場前から、すでに熱気に包まれていた。

 ホールの座席には、リストバンド型のLEDと青いビニール袋が配布されており、盛り上がる準備は万端。「NHK Football Festival」では、HIFANAのDJパフォーマンスに続き、フリースタイルフットボーラーの徳田耕太郎と島崎風音、BMXプロライダーの内野洋平と田圓尚人のパフォーマンスが加わりオープニングを盛り上げた。

 そこへSAMURIZE from EXILE TRIBEによるLEDスーツのパフォーマンスが華やかに加わり、GROUNDRIDDIMのVJ演出と座席に配られていたリストバンドのLEDも連動して、会場を演出。リストバンドはワイヤレス制御されており、パフォーマンスに合わせLEDが点灯し、2階席から見ると会場全体で綺麗に七色に変わっていく様子をはっきりと確認することができた。光の演出と身体を使ったオープニングアクトは、これから始まる注目の一戦に向けて、一気に気分を高揚させるものだった。

 続いてDJダイノジが登場。DJパフォーマンスと、まさに“世界を獲った”エアギターパフォーマンスで会場を盛り上げ、日本代表を応援する準備としてコールアンドレスポンスも行なった。そして最後は、Suchmosが“2018 NHKサッカーテーマ”に起用された「VOLT-AGE」を初披露。胸に秘めた情熱を引き出されるような質の高いグルーブが、会場を包み込んだ。

 そしていよいよ、「2018 FIFA ワールドカップ パブリックビューイング」が開幕。国内最大級の600インチのスクリーン&8Kの超高画質は大迫力で、臨場感が抜群だ。フィールドに吹く風で生まれる芝の波、現地の日差しの加減も鮮明に伝わる映像に、サポーターも大興奮だ。前半6分、香川真司がPKを決めた先制点の場面では、息をのんで見守ったサポーターのテンションが一気に爆発し、ニッポンコールが巻き起こった。

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