『PUBG』で意外に重要な「衣装」という要素 その役割と入手方法を解説!
PUBGの収益モデル
以上、PUBGの衣装、クレートやSteam marketの仕組みを解説した。ソフトを購入した上に、衣装にもお金を使わなければならないのか、と思う人もいるかもしれないが、PUBGはソフト本体の売り上げでセールスを伸ばしており、その価格は3,300円(税込)と、比較的、購入しやすいものになっている。同時に、今回説明した「カギ」の販売による少額課金(マイクロトランザクション)を促す方式で、こちらはより深くゲームを楽しみたい人のためのお楽しみ要素と考えていい。無料で手に入る衣装にも、有用なものは多いと言える。
データ統計サイトSteam Spyによると、2017年全体のPUBG関連売上は800億円近くになるという。開発に携わったクリエイター20名に5億円近いボーナスを支給したPUBG corp.だが、類似作品が多発し競合他社も増えてきたバトロワ市場でどう戦い抜くのか。それを考えると、「課金」の大きな要素となっている衣装からも目が離せないところだ。プレイヤーのパイを取り合う競争が、ゲーム性と遊びやすさの向上につながっていくことに期待したい。
■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter:@yuki_365bit