『サイバーパンク:エッジランナーズ2』は前作とどう違う? 若手制作陣による新たな群像劇

新作アニメ『サイバーパンク:エッジランナーズ2』の配信が、10月20日よりNetflixで始まった。本作は、CD PROJEKT REDによるオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』の世界を舞台としたオリジナル作品で、2022年に配信された前作『サイバーパンク:エッジランナーズ』は世界中で大きな反響を巻き起こした。
なぜ前作はアニメファンから熱狂的に支持されているのか。また2作目ではどういった見どころが用意されているのか……。本シリーズの魅力について紹介していきたい。
まず原作ゲーム『サイバーパンク2077』の概要を簡単に説明しておこう。本作の舞台となっているのは、機械の部品「サイバーウェア」(作中では“クローム”とも呼ばれる)で人体改造を行うことが当たり前になった近未来都市「ナイトシティ」。プレイヤーはアウトローの傭兵(エッジランナー)であるV(ヴィー)を操り、生き残りをかけた戦いを繰り広げる。
その魅力としてはイマジネーションに満ちた世界観と、“さまざまな決断によって人生が変わる”というゲーム体験などが挙げられる。ナイトシティはあの頃誰もが夢見ていたSF的な街並みとなっており、その作り込みは徹底的。巨大企業(メガコープ)に支配され、拝金主義が極まったディストピア的な未来像にもリアリティがある。そしてそのなかで行う選択と決断によって、Vの人生は大きく変わっていく。
『サイバーパンク:エッジランナーズ』は、まさにこうした原作ゲームの魅力をアニメーションによって表現した作品だった。世界観レベルでいえば、路地の風景や銃などのアイテムはもちろん、ハッキングやホロコールといったインターフェースの表現や効果音までもがゲームと地続きとなっていた。そして物語においても、“決断”の重みを描いている点がゲームと重なる。
主人公のデイビッド・マルティネスは才能がありながらも、貧しい母子家庭で育ち、エリート向けの学校で鬱屈とした日々を送っている少年。ところがある日不幸な事故に見舞われ、日常のすべてを失ってしまう。そして自暴自棄になっていた時に謎めいたネットランナー(ハッカー)のルーシーと出会い、裏社会に足を踏み入れていく。この2人のボーイ・ミーツ・ガールと、底辺から這い上がろうとする物語としての盛り上がりが大きな見どころだった。
その一方、同作の魅力としてはビジュアル的な表現も重要な要素だ。アニメーション制作を担当したのは、アニメスタジオ「TRIGGER」。監督は『天元突破グレンラガン』の今石洋之。さらにキャラクターデザイン・総作画監督は、凄腕アニメーターの吉成曜が担当している。大胆で誇張の効いたアクションや、加速装置「サンデヴィスタン」を使ったSF的な表現など、作画的な見どころがてんこ盛りだ。
アニメで描かれたナイトシティがあまりに魅力的だったためか、本作の配信直後には原作ゲームをプレイする人が続出。またアニメファンの投票で選ばれる「クランチロール・アニメアワード 2023」では最高賞を受賞した。(※1)



















