木戸大聖、“人より数をこなす”ことで作ってきた役者としての道 『救命病棟24時』での挑戦

13年ぶりの新シリーズが放送されているフジテレビ系月9ドラマ『救命病棟24時』。今回は「働き方改革」や「世代間の違い」をはじめとするテーマを掲げ、江口洋介演じる進藤一生と松嶋菜々子演じる小島楓が、さまざまなタイプの若手医師たちとぶつかり、時には自らの価値観も問い直しながら、救命医として大切なことを伝えていく。10月19日放送の第2話で描かれるのは、木戸大聖演じる宮沢蓮の葛藤と成長。初めての医師役となった木戸はどのようにこの役と向き合い、何を感じたのか。たっぷりと語ってもらった。
長寿シリーズ『救命病棟24時』で初めての医師役に

――今回『救命病棟24時』への出演が決まったときの思いはいかがでしたか?
木戸大聖(以下、木戸):『救命病棟24時』は親もよく観ていましたし、僕は第1シリーズの放送時は3歳だったのですが、再放送などで自然に観ていたりするぐらいの大ヒットシリーズなので、そこに医師役で入れるのは夢のような気持ちです。そして、やはり江口洋介さんと松嶋菜々子さんのお二人に初めてご挨拶させてもらったときは、「あの進藤先生と小島先生の最強タッグが目の前にいる!」とすごく嬉しい気持ちになりました。
――視聴者としてはこの作品にどんな印象を抱いていましたか?
木戸:処置室やICUといった、病院内のある意味狭いスペースのなかで繰り広げられるドラマが濃密で、「医師が患者の命に向き合う」というところが他の医療ドラマと比べてもかなりストレートに出ている作品なのかなと思います。また、そのなかで医師や医師同士もストレートに描くので、毎シリーズで教育を受ける立場である若手医師や看護師たちが出てきますが、先輩である進藤先生や小島先生が彼らに発する台詞にも染みるものが多いという印象です。
――医師役を演じるのは初めてとのことですが、これまでのところいかがですか?
木戸:難しい医療用語が台詞にたくさん入っていたり、縫合のような専門的な手技をしなければならなかったりするので、そこはまだ苦労しながらやっています。でも、こういう新鮮な感覚を現場で味わえるのは役者をやっていて良かったなと思う瞬間でもあって、いまはその挑戦を楽しんでいますね。手技をしながら台詞のやり取りをする場面も多く、無意識にでも手を動かせるようにならなければと、家でもテレビを見たり台詞を覚えたりしながら欠かさず練習しています。

――患者役の方を相手に演技をする際の苦労はありますか?
木戸:いまパッと思い浮かんだのは心臓マッサージの演技です。ダミーではなく患者役の方を相手にする場合、もちろん強くやり過ぎてはいけない。でも、演技としては蘇生のためにちゃんと力強くやっているように見えなければいけない。その力加減が難しいです。それと、これは松嶋さんがおっしゃっていたのですが、心臓マッサージをしながら台詞を言うときは、手の動きと同じリズムで台詞を言いそうになってしまうんです。確かに実際にやってみてこれは難しいなと思いました。
――医師を演じることについて、江口さんや松嶋さんから具体的なアドバイスを受ける機会も多いのでしょうか?
木戸:もちろんアドバイスもくださるのですが、どちらかと言うと「自分たちも分からないことはあるから共に頑張ろう」というスタンスでいてくださるイメージが強いです。なので、こちらも自然と「一緒に頑張ります」という気持ちにさせてくれます。江口さんは処置シーンを演じるたびに、「この患者さんの緊急性はどれくらいですか」と医療監修の先生に確認してくださる。それで、「これは本当に危険な状態だということだから、医師役の僕らはこれくらいの緊張感やスピード感で台詞のやりとりをしなきゃいけないね」ということをご自身含めた全体に向けて言ってくださるんです。それがすごくありがたいですね。他にも演技の具体的なイメージを持ちやすくするために、モニターに映る医療映像のどこをどう見ればいいかを先生に尋ねていらっしゃったり、手技も細かく確認されていたりする姿を見て勉強させていただいています。


















