ジェス・フランコ監督『フェイスレス』が4Kレストアで初公開 ポスター&予告編も
ジェス・フランコ監督の『フェイスレス』の4Kレストア版が、12月18日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国ロードショー公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。
本作は、多種多様なアングラ映画200本以上を世に送り出し、オーソン・ウェルズ、フリッツ・ラング、ペドロ・アルモドバル、ギレルモ・デル・トロ、クエンティン・タランティーノ、ギャスパー・ノエらを魅了した“ユーロトラッシュ”の帝王であり、スペイン映画界最高権威であるゴヤ賞功労賞を受賞したジェス・フランコ監督が、スプラッター映画の絶頂期である1980年代に、自身の『美女の皮をはぐ男』(1962年)をセルフリメイクしたエステティックホラー。1989年の日本公開以来VHSでしか観ることのできなかった作品が、4Kレストアで甦る。
主演を務めたのは、『地獄に堕ちた勇者ども』『ルートヴィヒ』などルキノ・ヴィスコンティ監督のミューズとして知られるヘルムート・バーガー。共演には『007/私を愛したスパイ』のキャロライン・マンロー、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』『バベットの晩餐会』などのステファーヌ・オードラン、『刑事コジャック』のテリー・サヴァラスらが名を連ねる。
さらに、ジェス・フランコ作品の常連であり、かつてX指定フランス映画の女王だったブリジット・ラーエのほか、ジャン=ピエール・メルヴィル、ジャン=リュック・ゴダール作品や『美女の皮をはぐ男』の主演で知られるハワード・ヴェルノン、フランコ監督のパートナーであるリナ・ロメイらも出演。プロデューサーのルネ・シャトー(2024年没)が巨額の製作予算を投入した結果、豪華キャストが集結した。
脚本にはフランス推理小説大賞を受賞しているミシェル・ルブランとジャン・マザランが参加。「哀しみのアダージョ」などのヒットメーカー、ロマーノ・ムスマッラの音楽がパリを彩る。
物語は、整形外科医の権威フラマンド博士(ヘルムート・バーガー)が、妹のイングリット(クリスチャン・ジーン)、医院長のナタリー(ブリジット・ラーエ)とクリスマスのイルミネーションが輝くパリの夜を謳歌するところから始まる。博士はイングリットに妹以上の危うい感情を抱きつつ、ナタリーとも親密だったが、イングリットとナタリーも深い仲で、3人は異様な関係を楽しんでいた。しかし、博士のいいかげんな治療に恨みを持つ元患者が突然現れて硫酸をまき散らし、身代わりとなったイングリットはその美しい顔面を失ってしまう。
公開された予告編は、数々の名シーンで構成されている。象徴的なカットを4Kで甦らせた場面写真も公開された。
■公開情報
『フェイスレス 4K』
12月18日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
出演:ヘルムート・バーガー、ブリジット・ラーエ、キャロライン・マンロー、ステファーヌ・オードラン、クリス・ミッチャム、アントン・ディフリング、テリー・サヴァラス
監督:ジェス・フランコ
脚本:ピエール・リピート、フレッド・キャッスル、ジャン・マザラン、ミシェル・ルブラン
撮影:モーリス・フェロー
音楽:ロマーノ・ムスマッラ
製作:ルネ・シャトー
提供:キングレコード
配給:鈴正+キネアルマ
1988年/カラー/フランス/100分/DCP/原題:Les Predateurs de la nuit/英題:Faceles/R18
©1988 René Chateau Productions. All Rights Reserved.
公式サイト:faceless4k.jp