古川慎×稲垣好×永瀬アンナ×白石晴香、アフレコ現場は『SASUKE』? 4人が生んだ一体感

『めざめざ』声優陣4人よるSF座談会

――白石さんが演じるセレナ=ホールズは、現時点では凛々しくて、頼れる女性という印象が強いです。

白石:指揮を執っているシーンは、とにかく格好いいですよね。“仕事ができる人”という感じで、ついていきたくなる女性だなと思いました。でも知れば知るほど、彼女がその立場ゆえに抱えている苦しみだったり、人に弱音を吐けない部分だったりが見えてくる。それが後々爆発して、とんでもないことになったりもして(笑)。普段しっかりしているからこそ、そこから出てくる“爆発した部分”がすごく愛おしいんです。彼女の両面をまるっと愛したくなるような人だと思います。

――今後はさらに意外な一面も?

白石:今の段階では、たぶん皆さんには想像もできないくらい、いい意味でセレナのイメージをぶち壊してくると思います。

稲垣:乱れますね(笑)。

白石:演じながら私自身が動揺しました(笑)。

稲垣:そこがまた、すごくお上手なんですよ。

白石:後半戦にセレナの魅力が爆発しますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。

4人の掛け合いを支えた収録現場の一体感

――みなさんで一緒に収録する中で、お互いのお芝居から刺激を受けることも多かったですか?

永瀬:ミミは本当に、最初と最終話で全然違うんですよ。キャラクターがどんどん明るくなって、内側から出てくるものが変わっていく。それが声にも出ていて、「好さん、すごい!!」と勝手に思っていました(笑)。

稲垣:アンナちゃん、好き(笑)。私は特にエルマから刺激を受けることが多かったですね。エルマって、台本通りではあるんですけど、表現がすごく自由なんですよ。だからミミもかなり引っ張られていて。さっきアンナちゃんが「ミミが最初と最後で変わっていた」と言ってくれましたけど、それもエルマに引っ張ってもらったからだと思います。エルマと続けて何かを言うときに、エルマの言い方を真似してみたりもしていて。そうしているうちに、どんどんミミも陽気になっていった気がします。

白石:私は、ヒロ様とエルマのやり取りが好きです。作品の後半に差し掛かってくると、たまに老夫婦のような空気が出てくるんですよ。

永瀬:安定感がありますよね。

白石:あれは逆に技術だなと思いました。お2人の役者さんとしての力によって、よりあの雰囲気が出ていたんじゃないかなと現場で感じていました。

古川:台本がそうなっていましたからね。

白石:そんなことないです! 台本通りにやれば、あの空気が出るわけじゃ絶対にないです(笑)。

古川:ありがたいですね。そう言ってもらえると。

――序盤からヒロとエルマはテンポのいい掛け合いが多いですよね。

古川:多かったですね。僕がちょっとふざけると、永瀬さんもふざけ出すから(笑)。「わかった、わかった。ありがとう、ありがとう」って、またボールを投げていける感じは楽しかったです。

――事前に「ここはこうしよう」と話し合うことも?

古川:いや、そんなに打ち合わせはしていないんですよ。「じゃあやりますか」とマイクの前に立って、収録が始まったら、それぞれがそれぞれの仕事をする。その中で「ちょっとこういうふうにやってみよう」とか、「ここにアドリブを入れてみよう」とか、「もっと殻をむいてみよう」とか、各々が試していくと、自然とそのノリになっていくんです。それは僕らに任せていただけたからこそできたことだと思いますし、そういう遊びをさせてくれる台本だったからこそ、楽しかったのかもしれないですね。

――そうした掛け合いが生まれた収録現場自体は、どんな雰囲気だったのでしょうか?

稲垣:穏やかでしたよね。

古川:わりとみんな、職人として徹していた感じはあります。ブースの中がずっと賑やかというわけではないんですよ。爆笑の渦が起きるような現場でもなくて。だから「アフレコ中の面白いエピソードを教えてください」と言われると、「何かあったっけ?」となるぐらい(笑)。

白石:でも、言いづらい言葉や難しい言葉にぶつかった時のことを、みんなで『SASUKE』(TBS系)に例えていたんですよ(笑)。

――『SASUKE』ですか(笑)。

白石:みんなでゴールに向かって走っている途中で、誰かが「わっ!」と転んだりする。でも、そういうときってすごく団結するんですよ。「その気持ちわかるぞ!」という役者同士の一体感があって。ある意味、心強かったです。

古川:それはあるかも。失敗して当たり前というわけじゃないですけど、「わかるよ、悔しいよな。でも誰も悪くない。さあ次!」みたいな感じはありました。

白石:「私はその先まで行き着くぞ!」みたいな(笑)。誰かが転んでも、そのあと本線にしっかり戻していくような、そういう空気の良さはありました。

稲垣:1人だったら引きずりますもんね。

古川:ただ、ミスって伝播もしやすいんですよ。「あ、今ちょっと転んだ気がするけど、とりあえず行ってみよう」と続けて、次の人に「俺も転んだかもしれないけど気にしないでね!」ってバトンを渡していきました(笑)。

もし宇宙で自由に暮らせたら?

――ヒロは一戸建てを目標に、宇宙で傭兵として暮らしています。もしみなさんも自由に宇宙で生活できるとしたら、どんな暮らしをしてみたいですか?

古川:『スペース☆ダンディ』みたいな世界で、いろいろな星へ行って楽しいことをしたいですね。みなさんはどうですか?

稲垣:私は、いろいろな宇宙人と会ってみたいので、カフェを経営したいです。いろいろな人と交易をしてみたいんですよ。宇宙だったら、きっといろいろな言葉があるじゃないですか。方言みたいなものもあるかもしれない。そういう言語を知りたいし、いろいろな人としゃべってみたいので、お店をやって交流したいです。

白石:私は、打ち上げで月の土地をもらったことがあるんですよ。なので私、月に土地を持っているんです(笑)。宇宙に行けたら、まずは自分の土地を見に行って。そこで家を建てればいいってことですよね。

古川:一番ヒロに近いじゃん(笑)。何割か渡せば、ちょっと分けてくれる?

白石:何かしらの打ち上げで、いつか絶対に巡り合えますよ!

古川:ないよ! 打ち上げで月の土地をもらうこと、マジでないよ!(笑)

稲垣・白石:あははは。

永瀬:じゃあ私は、みなさんの星や土地を銀河鉄道で巡りたいです! まず銀河鉄道の中でジョバンニとカムパネルラに会って、運転手さんにも相談して(笑)。融通が利くなら、みなさんのところを回ってもらいます。

古川:そこはちゃんと相談するんだ(笑)。

――最後に、作品を楽しみにされているみなさんへメッセージをお願いします。

稲垣:この作品には本当にいろいろな要素が詰まっていますし、これからもさまざまなヒロインが登場します。今回もたくさんお話ししましたが、それぞれのキャラクターが見せるギャップを楽しんでいただきたいです。それに、普段の姿からは想像できないくらい、戦いになるとみんなカッコいいんですよ。戦闘シーンも見どころなので、ぜひ注目していただきたいです。

古川:肩肘を張らずに、楽しく観ていただける作品になっていると思います。ライトと言うと少し語弊があるかもしれませんけど、リラックスしながら楽しめる作品ですね。なので、ポップコーンやコーラなんかを用意して、食べたり飲んだりしながら、「今日はこの人たち、何をするんだろう?」と楽しみに観ていただけたらいいんじゃないかなと思います。もちろんシリアスな展開もあります。ただ、まずはそこへたどり着くまでの旅を、ヒロたちと一緒に追体験するような感覚で楽しんでいただけたら嬉しいです。

永瀬:キャラクターの表情の変化や音楽も含めて、本当にアニメとして楽しめる作品になっていると思います。キャプテン・ヒロたちと一緒に宇宙を旅しているような感覚で、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

白石:私が最初にこの作品を読んだ時に思ったのは、「ヒロさん、羨ましい!」だったんです(笑)。きっと視聴者のみなさんも、もしこの世界に入れたら、ヒロ様のようにかわいくて個性豊かなヒロインたちとキャッキャウフフしたいと思うんですよ。なので、それぞれの“推し”をぜひ見つけていただきたいです。

■放送情報
TVアニメ『目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい』
TOKYO MXにて、毎週日曜21:30〜放送中
読売テレビにて、毎週火曜25:29〜放送中
中京テレビにて、毎週土曜26:25〜放送中
BS11にて、毎週日曜23:00〜放送中
WOWOWにて、毎週火曜25:00〜放送中(全話無料放送)
AT-Xにて、毎週火曜22:30〜放送中(毎週木曜10:30〜、毎週月曜16:30〜 ※リピート)
dアニメストア、ABEMAにて、毎週日曜21:30〜放送中(地上波同時・最速配信)
キャスト:ヒロ(古川慎)、ミミ(稲垣好)、エルマ(永瀬アンナ)、セレナ=ホールズ(白石晴香)、ショーコ(植田佳奈)、メイ(大西沙織)
原作:リュート(カドカワBOOKS刊)
原作イラスト:鍋島テツヒロ
コミカライズ:松井俊壱
監督:ながはまのりひこ
シリーズ構成:鴻野貴光
キャラクターデザイン:末岡正美
音響監督:明田川仁
音楽:東大路憲太
アニメーション制作:studio A-CAT
OP主題歌:FLOW「UNSTOPPABLE」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels)
ED主題歌:ASTERISM「MY WAY」(Sony Music Labels Inc.)
Produced by HAYATE
©2026 リュート・鍋島テツヒロ/KADOKAWA/project-Krishna
公式サイト:https://saikyosoubi.com/
公式X(旧Twitter):@saikyosoubi

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