横浜流星、30歳の節目に掲げる役者としての新たなテーマ 「脱力感や抜け感が大きな課題」
共演の小栗旬からは「すべてを吸収したい」
――大河ドラマで1年間作品を背負った経験は、今回の現場でどう活きていますか?
横浜:作品を背負う覚悟や責任感は、以前の何倍も強くなりました。ただ、僕は自ら声を上げて皆さんを引っ張るタイプではないので、自分が現場で真摯に立つ背中を見て、何かを感じてもらえたら嬉しいなと思っています。何より今回は小栗さんがいてくださるので、その存在感にものすごく助けられています。大河を経験して、視野は格段に広がった気がします。プレイヤーとして作品に向き合うのはもちろんですが、将来的にプロデュース業にも挑戦したいという思いも強くなっています。
――共演が多い小栗旬さんの印象や、お芝居の掛け合いについての感想を教えてください。
横浜:この作品において、小駒と直(小栗旬)の2人の関係性はすごく大事ですし、面白くしなければいけないと思っています。小栗さんはこれまでずっと世代を牽引されてきた方ですが、現場では常に同じ目線に立ってくださる、温かくて人間力のある方です。実は僕、現在の役者としての大きな課題として「脱力感」や「抜け感」を掲げているんです。いつも一つの作品や役に集中して深く入り込みすぎてしまうところがあって。『国宝』を撮られた李相日監督にも「まっすぐさやストイックさは分かったから、あとは抜け感や脱力感があるともっといいよね」と言っていただいて、どうすればいいかずっと悩んでいました。
――その課題に向き合っている中で、今回の小栗さんとの共演は大きな意味を持っていたのですね。
横浜:小栗さんは、まさにその抜け感や脱力感を自由自在に操られる方なんです。自分の課題に直面しているこのタイミングで小栗さんと出会い、一緒に芝居ができることは本当に幸せなことですし、すべてを吸収したいと思っています。
――最後に、この作品の見どころや視聴者の方へメッセージをお願いします。
横浜:最初にいただいた企画書の中で「すべてを疑え」という重要な言葉がありました。昨今の世の中は、SNSの情報を含めて「何が本当で何が嘘なのか分からない」状況にあると感じます。その中で、真実を見つけるために「すべてを疑え」というテーマには、僕自身も強く共感しました。もちろん「疑う」ということは、その根底に「信じたい」という愛があるからこそです。タイトルの『LOST10』の“ロスト”には、失う、なくすなど色々な意味が込められています。目に見えるもの、見えない形としてあるものがロストしていく過程がハラハラ展開していきます。
――ヒューマンサスペンス・エンタテインメントとしての緊張感だけでなく、深い人間ドラマも描かれていると。
横浜:根底にあるのはやっぱり人と人とのヒューマンドラマです。観る方の受け取り方によって見え方や感じ方が違う作品になっていると思うので、放送を通じて皆さんの心をしっかりと揺さぶることができたら非常に嬉しいです。ぜひ期待して待っていてください。
■放送情報
金曜ドラマ『LOST10』
TBS系にて、10月スタート 毎週金曜22:00~22:54放送
出演:横浜流星、小栗旬
脚本:奥寺佐渡子
演出:塚原あゆ子
プロデュース:新井順子
編成:荒木沙耶
製作:TBSスパークル、TBS
©︎TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/lost10/
公式X(旧Twitter):@lost10_tbs
公式Instagram:lost10_tbs
公式TikTok:@lost10_tbs