『ブルーロック』高橋文哉が個性派揃いの中で光る理由 “才能の原石”を体現する主演力
累計6,500万部超えの人気サッカーマンガを原作とした実写映画『ブルーロック』が、8月7日に公開された。劇中では個性豊かなキャラクターたちの活躍が生身の俳優によって再現されており、原作ファンからも好評を博している。
そのなかでも注目したいのは、主演を務めた高橋文哉だ。本稿では主人公・潔世一役のキャラクター像をあらためて紹介しつつ、高橋がその本質をどんな演技で表現しているのか語っていきたい。
『ブルーロック』は日本をワールドカップ優勝に導くストライカーを育成するため、“青い監獄”(ブルーロック)という施設に将来有望な高校生フォワードが招集されるという設定。候補者300人のうち、最後に選出されるのはたった1人であり、その席を奪うために熾烈な競争が繰り広げられる。
そこで主人公となる潔は、まだ何者でもない高校生選手。「ブルーロックプロジェクト」内で実力を格付けしたランキングでは299位と、ほぼ最下位からのスタートとなるが、そこから徐々に自分のポテンシャルを開花させていく。
作中にはストライカー志望ということで、我の強い登場人物ばかりが出てくるが、潔はどちらかといえば押しが弱い性格。県大会決勝の決定的な場面でシュートを打たず、チームの連携を重視した結果、試合に敗北してしまい、そのことを強く後悔していた。しかし選手の“エゴ”を何よりも重視する「ブルーロックプロジェクト」に参加したことで、その性格にも変化が生じるのだった。
普段はどこにでもいる平凡な高校生といった印象だが、いざという場面では野性的な一面を覗かせるようになり、その剥き出しのエゴが周囲のキャラクターたちをも魅了していく。