岡田将生は悪役で真価を発揮する? 韓ドラ初出演で証明した“世界基準”の演技力

 近年、日本で確かなキャリアを築いてきた俳優が、韓国制作の作品へと活躍の場を広げるケースが増えている。韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』でイ・セヨンとダブル主演を務めた坂口健太郎、Netflixシリーズ『恋の通訳、できますか?』に出演した福士蒼汰。そして、その流れに続くのが岡田将生だ。

『恋の通訳、できますか?』Netflixにて独占配信中

 7月22日よりディズニープラスで配信が始まった韓国ドラマ『殺し屋たちの店2』。世界的ヒットを記録したシリーズの続編に、岡田将生が新キャストとして加わった。本作は、叔父チョン・ジンマン(イ・ドンウク)が残した「殺し屋たち御用達の武器販売店」を巡り、大学生チョン・ジアン(キム・ヘジュン)が壮絶なサバイバルに身を投じるアクションサスペンスの続編である。

『殺し屋たちの店2』© 2026 Disney and its related entities

 岡田将生が演じるのは、主人公たちの前に立ちはだかる国際的な傭兵集団「バビロン」の傭兵・J。シリーズに新たな緊張感をもたらすキーパーソンだ。岡田にとって、韓国ドラマへの出演は本作が初めてだが、同じく日本から参加した玄理とともに韓国キャストに引けを取らない存在感を放っている。

 デビュー当初、岡田は端正なルックスから正統派の二枚目として注目を集めてきた。『重力ピエロ』『ハルフウェイ』などで新人賞を総なめにして以来、日本のエンタメ界を牽引してきた存在だ。しかし、そのキャリアを改めて振り返ると、外見から抱かれるイメージを更新するような役柄を数多く選び続けてきたことが分かる。

 2010年公開の『告白』では、独りよがりな熱意を振りかざす新任教師・寺田良輝を演じた。同年の『悪人』では、他者への想像力を欠いた傲慢な大学生・増尾圭吾に扮した。岡田はこの2作品で、第34回日本アカデミー賞優秀助演男優賞をダブル受賞。早くから「二枚目」の枠に収まらない俳優として、その評価を確立していった。

 岡田将生という俳優は、演じるキャラクターに危うさをまとわせるのが抜群にうまい。どこか不器用で、心の均衡が崩れかけている人物や、善悪だけでは割り切れない複雑さを抱えた人物を数多く演じてきた。

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