井上和、乃木坂46の未来を背負う5期生としての責任と覚悟 「同期の活躍はものすごく刺激」

 世界中で愛され続けるディズニー&ピクサーの金字塔『トイ・ストーリー』シリーズ。その待望の最新作『トイ・ストーリー5』の新キャラクター・スナッピー役の日本版声優に、乃木坂46の井上和がオーディションを経て抜擢された。幼い頃から生活の一部としてシリーズに親しんできたという井上。大好きな世界へ飛び込むからこそ、自身の中に高いハードルを課して挑んだアフレコの舞台裏、そして“声”のみで表現する難しさと向き合った葛藤……さらに、同期の菅原咲月が新キャプテンに就任した乃木坂46の現在地や、切磋琢磨し合う5期生への熱い想いまで、等身大の言葉でたっぷりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

『トイ・ストーリー』が好きだからこそ高くなった理想のライン

――映画『トイ・ストーリー5』への出演、おめでとうございます。めちゃくちゃ上手くて驚きました。今回はオーディションでこの役を掴み取ったそうですが、決まったときの率直な心境はいかがでしたか?

井上和(以下、井上):ありがとうございます! 正直、まさか自分を選んでいただけるなんて思ってもみなかったので、合格の報告をいただいたときは本当に夢かと思いました。『トイ・ストーリー』は、自分が小さい頃から何気ない日常の一部にある存在だったんです。家にあるいろんなものが『トイ・ストーリー』のものだったりして、本当に“生活の一部”でした。それほど大好きな『トイ・ストーリー』に携われるということで、とても驚きましたし、嬉しかったです。

――メンバーの反応はいかがでしたか?

井上:メンバーにも事前に知らせてはいなかったので、発表されたタイミングでみんなすごく喜んでくれました。キャプテンの菅原咲月ちゃんとは、発表の当日にお仕事の現場が一緒だったんですけど、「本当にすごい! ディズニー&ピクサー声優だよ、半端ない!」と自分のことのように大興奮してくれました。ただ、発表前日に出た匂わせ動画のときから「これ、絶対になぎじゃん!」って、メンバー内でざわざわしていたみたいです(笑)。

――ご家族も喜んでくれたそうですね。

井上:特に母が私以上に『トイ・ストーリー』大好きなので、今日のジャパンプレミア(※取材日はジャパンプレミア当日)にも招待しちゃいました。ファンとして厳しい目を持っている母なので、どんな感想が聞けるか少し怖さもありますが、いち早く観てもらいたいです。

――幼い頃から大好きだった『トイ・ストーリー』の歴史に加わるということで、嬉しさの反面、プレッシャーもあったのでは?

井上:アフレコは本当にとても緊張しました。ディズニー&ピクサー作品が大好きだからこそ、「ここまでは絶対に到達したい」という自分の中の理想のラインが自然と高くなってしまって。アフレコ中もたくさんテイクを重ねていただきながら、試行錯誤してスナッピーというキャラクターを作り上げていきました。

――新キャラクターのスナッピーを演じる上での役作りについても詳しく教えてください。

井上:まずはUSオリジナル版の声優を務められたシェルビー・ラバラさんの声を意識しました。オリジナルの方がいらっしゃる以上、全くの別物にしてはいけないし、スナッピーらしさは絶対に残さなければいけない。ただ、自分の声帯を変えられるわけではないですし、シェルビー・ラバラさんと私の声質も全然違うので、どうアプローチしても雰囲気が変わってしまうという言語の壁にはぶつかりました。その中で、喋り方や抑揚の付け方のバランスを細かく調整して、どこまでオリジナルに近づけられるか。それと同時に、“吹替版だからこその魅力”も『トイ・ストーリー』シリーズの素晴らしさだと思うので、スナッピーのキャラクター性を大事にしながら、自分なりに命を吹き込みました。

――スナッピーを演じる上で、一番難しかったポイントはどこですか?

井上:“テンション感”です。スナッピーはものすごく明るくて、興奮すると早口でウワァーって喋っちゃうのが魅力的な子なんです。でも、私自身は普段そこまで「ウェーイ!」ってテンションを上げるタイプではないので……(笑)。自分の性格と違うスイッチを入れなきゃいけない部分が一番苦戦しました。

――映像のお芝居とは異なり、“声だけ”で表現する難しさもありますよね。

井上:視覚的な要素がない分、“声”というひとつの武器を最大限に研ぎ澄まさないと感情が伝わらないという難しさを痛感しました。それに『トイ・ストーリー』は、映画を観たことがない人でも、どういう映画かを説明できてしまうくらい、すでに世界観が確立されている国民的な作品です。その完成された世界へ新しく入っていくことへの重みは、常にずっしりと感じていました。

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