2026年春アニメ男性声優MVPは? “おいたわしい主人公”小野賢章、“美青年”福山潤ら

福山潤

『日本三國』©松木いっか/小学館/日本三國製作委員会

 春アニメのなかでも、大きな話題を集めることになった『日本三國』。原作人気の高さはもちろんのことだが、それ以上に起爆剤となった印象があるのが、福山潤演じる“ツネちゃんさん”こと阿佐馬芳経の存在だ。

 芳経は、ぱっつん前髪に女性と見まがうような中性的なルックスの持ち主。内面的には自信満々のナルシストで血の気も多く、相手を小馬鹿にしながら話すことも多い。しかしその態度はたしかな実力に裏付けられており、作中屈指の戦闘力を誇っているのだった。

 芳経を演じる福山の声は色気たっぷりで、多くのファンが虜になった模様。放送開始前に投稿された「調子に乗ったらあかんで?」のセリフ切り抜き動画は111万回を越える再生数を記録しており、「メロい」と評する声も続出していた。

「調子に乗ったらあかんで?」|『#日本三國』阿佐馬芳経(CV.福山潤)

 また福山は『あかね噺』にも出演しており、主人公・あかねの父親である阿良川志ん太役を担当。落語を演じるシーンもあり、実力派としての風格を感じさせる演技を披露していた。

小林裕介

『Dr.STONE』Ⓒ米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

 新作アニメにばかり目が向けられがちだが、今期は約7年にわたって続いてきた『Dr.STONE』シリーズが完結したことも話題を呼んだ。そこでは主人公・石神千空を演じてきた小林裕介が、まさに集大成と言うべき演技を披露していた。

 最終シーズン第3クールでは、ゼロから文明の発展を続けてきた科学王国が、ついに月面ロケットを開発。地球から飛び出し、月面へとたどり着くのだった。宇宙に行った千空がこれまでの足跡や父・百夜に想いを馳せる場面や、月面に降り立って「唆るぜ これは!」と口にする場面などもあり、これまで物語を追ってきたファンにとってはまさに感無量の展開だった。

 さらに第36話「WHYMAN」では、月面では“すべての元凶”である「ホワイマン」の正体も判明。千空が一切臆することなく「ホワイマン」と対峙する場面は、小林の演技も相まって、スリルあふれる名シーンとなっていた。

TVアニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」最終シーズン第3クール《メインPV》

 その一方、今期は主人公のナツキ・スバル役を担当する『Re:ゼロから始める異世界生活』の4th season「喪失編」も放送。『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』や『リィンカーネーションの花弁』、『姫騎士は蛮族の嫁』にも出演するなど、大活躍のクールとなった。

 ベテランが積み重ねを爆発させ、中堅が新境地を切り拓いた2026年の春アニメ。まもなくスタートする夏アニメでも、声優たちが名演技を見せてくれることに期待したい。

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