上戸彩はなぜ愛され続ける? 『金八先生』から『SAKAMOTO DAYS』まで唯一無二の存在に
実際に、『SAKAMOTO DAYS』の取材で上戸彩にインタビューする機会に恵まれたのだが(※)、当時のことについて彼女は「花役のお話をいただいた時は、演じたことのない役で、みなさんが私に“奥さん”というイメージがなく観ている方が混乱するだろうからと、一度お断りしていて。ただ、TBS系ドラマ『3年B組金八先生』でお世話になったジャイさん(福澤克雄監督)ともお話しする機会があり、監督を信じて出演させていただいたら、高視聴率で大きな反響をいただくことになりました。たくさんの方に奥さん役の印象を持っていただいた代表作になった作品なので、今回の『SAKAMOTO DAYS』の葵役にもつながっているのかもしれません」と語っている。
『半沢直樹』の翌年に放送された『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(2014年/フジテレビ系 )では、結婚5年目の既婚者ながら、高校教師の北野裕一郎(斎藤工)と不倫関係に陥る主人公・紗和役で新境地を切り拓いた。独身時代の上戸彩の出演作は、どちらかといえば元気ではつらつとした役が多かった印象だが、結婚後はドラマでもライフステージを変化させて、見事に役の幅を広げることに成功している。
現在は3児の母でもある上戸彩は、以前のようにハードペースでの俳優活動は控え、育児を優先した仕事選びをしているようだ。俳優業のほかに、ディズニー映画『ズートピア』シリーズ(2016年、2025年)などの吹き替えといった声優業や、2008年から務めている『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の司会業などでも評価は高く、その多才ぶりが光る。
今は、映画『SAKAMOTO DAYS』の大ヒットにより、あらためて上戸彩の魅力を実感した人は少なくないはずだ。主役の目黒蓮は、“スマートな坂本”のときは今を代表する美男子としてのカッコよさをこれでもかと堪能させられる仕上がりで、ワイヤーアクションなども駆使した迫力のあるシーンとともに惚れ惚れとさせる姿が満載。だが、葵といるときは主に“ふくよかな坂本”の姿でほのぼのとした家庭の日常を見せていて、上戸彩はインタビュー(※)でこうも語っていた。
「“ふくよかな坂本”になるには、特殊メイクなどの準備に4時間ぐらいかかるんです。ずっと重い物を身に付けて、しかも撮影は夏だったので、暑くて汗もかいて特殊メイクのノリが剥がれてくるという現場でした。そんななかで苦しくなることもあるだろうに、『汗かいちゃってすいません』と常に低姿勢で、汗をかかないように飲み物をセーブしている姿を見ていて、『飲まないと倒れるよ』とか『そろそろ汗拭こうか?』とトスを横から上げるようなポジションで接していました」
ファットスーツを着て“ふくよかな坂本”になった目黒蓮を気遣う上戸彩。やはり撮影現場でも、彼女にしかできないこまやかなフォローで場を和ませていたに違いない。その人柄と役への真摯な姿勢が、上戸彩が愛され続ける理由なのではないだろうか。ゆえに、今後の活動にも末長く期待したいと思えるのだ。
参照
※ https://www.biteki.com/life-style/others/2123591
■公開情報
『SAKAMOTO DAYS』
全国公開中
出演:目黒蓮、高橋文哉、上戸彩、横田真悠、戸塚純貴、塩野瑛久、渡邊圭祐、北村匠海、八木勇征、生見愛瑠、小手伸也、桜井日奈子、安西慎太郎、加藤浩次、津田健次郎、志尊淳
原作:鈴木祐斗『SAKAMOTO DAYS』(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
脚本・監督:福田雄一
主題歌:Snow Man「BANG!!」(MENT RECORDING)
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
制作プロダクション: CREDEUS
配給:東宝
©︎鈴木祐斗/集英社 ©︎2026 映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
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