夏帆「常に“今”が大事な1ページ」 『ある小説家の日記』で向き合ったAIと創作の在り方

抵抗感と可能性の間で考える“AIとの付き合い方”

ーー作中にも登場する「AI」ですが、夏帆さんご自身は今後AIとどう付き合っていこうと考えていますか?

夏帆:偶然別の作品でAIを題材にしたものがあり、ちょうど深く考え、話し合っていた時期でした。AIの存在自体は以前から知っていましたが、ChatGPTなどが本当に身近に感じるようになったのは、ここ1年くらいのことです。私自身はゼロからイチを作る立場ではありませんが、映像や音楽など、これからAIが創作の場に入ってきたときに一体何が起きてどうなっていくのか、最近よく話題に上ることもあります。今後、ものづくりにおいてAIは切り離せない存在になっていく気がしています。

ーー仕事のオファーが来たときに、AIに相談して決めるような時代も来るのでしょうか?

夏帆:そう考えたことはなかったですね(笑)。私自身はまだ仕事で本格的に使う機会がないので実感は湧きませんが、AIに対する抵抗感や不安の方が大きい一方で、決して悪いことばかりではなく、AIによって広がる可能性もあると思います。ただ、今はまだAIが入ってきたばかりで明確なルールがなく、だからこそきちんと使い方を考えていかなければならない時期だと感じています。

ーー最後に、劇中で芹澤先生から向けられた「人生の大事な1ページはいつですか」という問いにちなみ、夏帆さんにとっての大事な1ページを教えてください。

夏帆:この仕事を始めたことは一つの大きなターニングポイントだったなと思います。でも、常に「今」が大事な1ページだと思って向き合っています。

■放送情報
特集ドラマ『ある小説家の日記』
NHK総合にて、3月8日(日)23:00~23:50放送
NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信予定
出演:夏帆、シルビア・グラブ、松尾諭、林裕太、板尾創路 ほか
作:上原哲也
音楽:高位妃楊子
演出:平竣輔
制作統括:家富未央
写真提供=NHK

関連記事