藤元明緒監督作『LOST LAND/ロストランド』予告編公開 ナレーションは河合優実が担当

4月24日に全国公開される藤元明緒監督作『LOST LAND/ロストランド』の予告編が公開。ナレーションは河合優実が務めている。
世界三大映画祭の一つである第82回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて日本人監督初の審査員特別賞した本作は、“世界で最も迫害されている民族の一つ”といわれるロヒンギャ難民たち、総勢200人が出演する世界初の長編映画。実話をもとに、容赦のない現実と子どもの温かな幻想が入り混じる世界観の中、難民たちが辿る旅路を映し出した。移民の物語を描いた『僕の帰る場所』を手がけ、『海辺の彼女たち』で大島渚賞や新藤兼人賞を受賞した藤元が監督・脚本を務めた。
公開された本予告では、難民キャンプで暮らす5歳の弟シャフィと9歳の姉ソミーラが、親族らとマレーシアへの移住を目指す。パスポートを持てない彼らは漁船に乗り移動を試み、警備隊から追われながらも進み続ける。移動をともにする大人たちが悲惨な目に遭う姿を目の当たりにしたソミーラは、弟の手を引き「お家に帰るよ」と集団を抜け出し2人きりでマレーシアへと進む。過激な状況の中、子どもながらの無邪気に遊んで戯れる姿も映し出されている。
本作は、第5回紅海国際映画祭メイン・コンペティション部門にて、最高賞であるゴールデン・ユスル最優秀長編映画賞を受賞。映像の最後は、本映画祭の審査員長を務め、アカデミー賞受賞映画『ANORA アノーラ』の監督であるショーン・ベイカーのコメントで締め括られる。
本予告のナレーションを務めたのは、2025年は三宅唱監督『旅と日々』、早川千絵監督『ルノワール』、大九明子監督『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』などに出演した河合。本作について河合は「想像も及ばない環境で生きる人々の物語なのに、こんなに胸を締め付けられるのはなぜか? 彼らも私たちも、不安や孤独を感じ、愛する家族を持ち、良い未来を目指す、同じ人間だからだと思います」とコメントを寄せている。
あわせて公開された本ポスターには、姉弟を生き生きと捉えたワンシーンと粒子がかったオレンジ色の背景を起用。マレーシアへの過酷な旅の最中、「私たちが自由になったら、故郷にある大切なマンゴーの木を見せてあげる」と叔母は姉のソミーラと約束を交わした。背景のオレンジ色は、叔母の話に登場したマンゴーを彷彿とさせる。
さらに、シャフィとソミーラが戯れている姿や道中の様子、漁船の上で祈りながらマレーシアへ向かうロヒンギャ難民たち、船の上で移動をともにする大人たちを捉えた新場面写真も7点も公開された。
なお、本作のロヒンギャ支援・寄付つきムビチケ前売り鑑賞券が1500枚限定で発売中。本特設サイトから購入すると、ムビチケ1枚につき300円が、出演したロヒンギャの子どもたちが通う学校への教育支援として寄付される。また、先着・数量限定特典として、本企画限定のオリジナルポストカードや映像コンテンツも見ることができる。
コメント
河合優実(予告編ナレーション)

想像も及ばない環境で生きる人々の物語なのに、
こんなに胸を締め付けられるのはなぜか?
彼らも私たちも、不安や孤独を感じ、愛する家族を持ち、良い未来を目指す、同じ人間だからだと思います。
ぜひ劇場でご覧いただきたい映画です。
ショーン・ベイカー(映画監督)
真っ先に心を奪われたのは子どもたちの驚くほど自然で勇敢な演技だ。
二人の存在は、この不条理な世界をリアルに私たちに近づけ、心をかき乱す。
■公開情報
『LOST LAND/ロストランド』
4月24日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、kino cinéma 新宿、ポレポレ東中野ほか全国公開
出演:ムハマド・ショフィック・リア・フッディン、ソミーラ・リア・フッディンほか
脚本、監督、編集:藤元明緒
予告編ナレーション:河合優実
撮影監督:北川喜雄
音楽:エルンスト・ライジハー
エグゼクティブプロデューサー:國實瑞惠、安川正吾
プロデューサー:渡邉一孝
共同プロデューサー:アンジェル・デ・ロルム、スジャウディン・カリムディン、エリス・シック、クリスチャン・ジルカ
コンサルティング・プロデューサー:エリック・ニアリ
企画、制作:E.x.N
製作:E.x.N、鈍牛倶楽部、キネマトワーズ
共同製作:PANORAMA Films、Elom Initiatives、Cinemata、Scarlet Visions
特別協力:シネリック・クリエイティブ
配給:キノフィルムズ
2025年/日本、フランス、マレーシア、ドイツ/ロヒンギャ語/カラー/1.5:1/5.1ch/ドラマ/99分/DCP/英題:LOST LAND
©2025 E.x.N K.K.



































