2025年の年間ベスト企画
成馬零一の「2025年 年間ベストドラマTOP10」 今の社会に必要な善意の在り方
『地震のあとで』かえるくん役はのんだから成立? 井上剛監督が“天災”を描き続ける理由
村上春樹の連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)が原作の全4回のドラマ『地震のあとで』が、NHK総合にて放送されている…6位の『地震のあとで』は村上春樹の連作短編小説『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)を全4話でドラマ化。1995年の出来事だった物語を、1995年から2025年の30年間の物語に変えた大江崇允の脚色が見事だった。井上剛の演出も見事で、観念的な村上春樹の世界を映像化することに成功していた。
7位の『ちょっとだけエスパー』は野木亜紀子脚本のSFドラマ。ちょっとだけの超能力を持った主人公の文太(大泉洋)が筆者と年齢が近い氷河期世代の中年男性だったため、他人とは思えなかった。
8位の『魔法少女山田』はテレビ東京のフェイクドキュメンタリー番組枠「TXQ FICTION」の第三弾。魔法少女のコスプレをして地域の子供たちに無償で勉強を教える山田正一郎の姿に人生の悲哀を感じた。
『日本一の最低男』は強烈な政治風刺作だった “エンタメ化する選挙”に警鐘を鳴らす傑作
木曜劇場(フジテレビ系木曜22時枠)で放送されていた『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノでした』が3月20日に最終回を迎えた。…9位の『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』は、区議会議員選挙を題材にしたドラマだが、2024年に国内外で盛り上がったポピュリズム選挙をフィクションの側から打ち返した力作だった。
10位の『おむすび』は平成~令和を描いた朝ドラで、自分が生きた時代を描いてくれた朝ドラとして好感を持った。
■リリース情報
『ESCAPE それは誘拐のはずだった』
2026年5月20日(水)Blu-ray&DVD BOX発売
●Blu-ray BOX
価格:29,040円(税込)
品番:VPXX-7215
仕様:4枚組(本編3枚/特典1枚) 本編約500分+特典映像
片面1層・2層/COLOR/16:9/日本語リニアPCM2.0chステレオ/バリアフリー日本語字幕(本編のみ)
●DVD BOX
価格:22,990円(税込)
品番:VPBX-14283
仕様:4枚組(本編3枚/特典1枚) 本編約500分+特典映像
片面1層・2層/COLOR/16:9/日本語ドルビーオーディオ2.0chステレオ/バリアフリー日本語字幕(本編のみ)
<特典内容>※Blu-ray BOX、DVD BOX共通
【映像特典】
・メイキング
【封入特典】
・ブックレット
<先着購入者特典>
オリジナルフォンタブ
出演:桜田ひより、佐野勇斗、ファーストサマーウイカ、結木滉星、加藤千尋、髙塚大夢(INI)、志田未来、松尾諭、山口馬木也、富田靖子、北村一輝
脚本:ひかわかよ
演出:小室直子、長沼誠ほか
チーフプロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:秋元孝之、明石広人
音楽:桶狭間ありさ
主題歌:家入レオ「Mirror feat.斎藤宏介」(ビクターエンタテインメント)
制作協力:オフィスクレッシェンド
©日本テレビ
発売元・販売元:VAP
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/escape/
公式X(旧Twitter):https://x.com/escape_ntv