向井理、『ヤンドク!』で橋本環奈の命を救う医師役に 宮世琉弥&吉田鋼太も出演

橋本環奈が主演を務める2026年1月期のフジテレビ系月9ドラマ『ヤンドク!』の新キャストとして、向井理、宮世琉弥、吉田鋼太の出演が発表された。
本作は、ヤンキーとして荒くれていた田上湖音波が、親友の事故死をきっかけに猛勉強を経て脳神経外科医となり、医療現場に新しい風を吹き込んでいく医療エンターテインメント。
駆け出しの脳神経外科医・田上湖音波(橋本環奈)は、レディースとして荒れた毎日を過ごしていた16歳当時、親友とバイクで走行中に事故に遭う。搬送先での緊急手術により湖音波は一命を取りとめるも、脳に重傷を負った親友は帰らぬ人に。手術を担当した医師・中田啓介(向井理)から「もう命を粗末にするのはやめろ」と叱責され一念発起。その後は寝る間も惜しんで猛勉強を重ね、念願の脳神経外科医に。医者となった湖音波を、中田が自身も勤務する都内の病院に呼び寄せたことで物語がスタート。しかし、湖音波を待ち受けていたのは、患者の事情よりも病院の利益を優先する非情で合理的な経営陣、何をするにも上司の許可と書類提出が必要となる縦割り組織の実態だった。細かい規則や一筋縄ではいかない人間関係でがんじがらめとなった医療現場を目の当たりにし、医師として、そして一人の人間としてさまざまな難題に立ち向かっていく。
向井が演じるのは、都立お台場湾岸医療センター・脳神経外科部長で医師の中田啓介。かつてバイク事故で緊急搬送されてきた湖音波の命を救ったスゴ腕医師で、湖音波が脳神経外科医を目指すきっかけにもなった人物だ。医師になった湖音波を岐阜の病院から湾岸医療センターに呼び寄せるが、何か思惑があるようで……。かつては患者を救うことに全身全霊をかけていたが、現在は患者よりも利益重視・合理的経営を目指す病院上層部の言いなりとなっており、久々に再会した湖音波からは「中田先生、ダサいすわ」とあきれられてしまう。なお、向井の月9作品への出演は『信長協奏曲』(フジテレビ系/2014年)以来約12年ぶりとなり、主演の橋本とは初共演となる。
橋本とは初共演となる宮世は、新人看護師の鈴木颯良を演じる。明るく人懐こい性格で、ヤンキーマインド全開な湖音波に興味を持つ。令和的な軽いノリではあるが、心優しい性格で仕事には一生懸命。看護師を目指すきっかけとなった、ある悲しい過去を持つ。
吉田が演じるのは、湖音波の父親・田上潮五郎。湖音波が幼い頃に妻を亡くし、男手ひとつで娘を育ててきた。テンション高めで、義理人情に厚い。岐阜で食堂を営んでいたが、湖音波のことが心配過ぎて食堂を一時休業して上京し、湾岸医療センターの院内食堂で働くことに。今作で親子となる橋本とは『今日から俺は!!』(2018年/日本テレビ系)、映画『湯道』(2023年)で共演しているが、セリフの掛け合いがある関係性での共演は初となる。
向井理(中田啓介役)コメント

出演が決まった際の感想、意気込み
『パリピ孔明』でご一緒したプロデューサーさんにまた呼んでいただけたということは、少なくとも嫌われてはいないということなので良かったです(笑)。というのは冗談ですが、またご一緒できるのはすごくうれしいです。今作は命に関わることをテーマとして扱うので、もちろん軽い気持ちではできません。そして作品として説得力のあるものにしないといけないという意味では、背筋が伸びる思いで臨ませていただきます。
演じる役柄について
中田は医療従事者としての姿勢が、現在と過去でまったく違う部分があります。ストーリー上でも、後半にかけて前半とはひと味ちがった(中田の)思いが見えてくるので、監督とは前半はあえて何を考えているのか読めない、とらえどころの無いキャラクターにした方がいいのではと話していました。細かいところでは、せりふを発しないシーンでのちょっとした表情や目線を意識して演じています。ささいなシーンでも少し含みを持たせるような、見ているみなさまにいろいろと想像してもらえる役になればいいなと思います。
台本を読んだ感想
脚本の根本ノンジさんも『パリピ孔明』でご一緒させていただいたのですが、エンタメ要素も多い今作はノンジさんが得意とする分野だと思っています。主人公以外にもキャラが濃い人々が出てくるので、それを誰が演じるのか自分も楽しみにしています。橋本さん演じる湖音波が猪突猛進で医療の現場に切り込んでいく様は、“痛快医療エンタメ”という響きにふさわしくなると思うのでご期待ください。
宮世琉弥(鈴木颯良役)コメント

出演が決まった際の感想、意気込み
“月9”さんは『ナイト・ドクター』(2021年、フジテレビ系)ぶりに出演させていただきます。そのときは闘病している恋人の影響で医療職を志す役だったのですが、まさか目標にしていた同じ“月9”で看護師という医療従事者として、こうして戻ってくることができて、すごくご縁を感じています。看護師は初めての役どころなので手術シーンを演じるのも初めてになりますが、演じる者としてしっかり向き合っていきたいです。
演じる役柄について
鈴木颯良を演じるにあたって、(佐藤)監督からは“宮世くんのままでいいよ”と仰って頂けて(笑)。普段だったら“颯良だったらどうするか”という考え方ですが、今回は自分だったらどうするかという演じ方もさせて頂けそうです。颯良は今どきの若者らしい感覚を持っている役なので、昭和的で“ザ・ヤンキー”な湖音波先生とのギャップも面白くなると思います。そんな、今の若い人たちが大人の方々に抱いているようなギャップを、颯良は楽しんでいると思うので、その部分も共感していただけると思います。
台本を読んだ感想
毎話感動できるヒューマンドラマな部分がありますし、濃いキャラクター同士の掛け合いで思わず笑ってしまうコメディー的な部分もあります。そして、主人公を担う湖音波先生は筋が一本しっかり通ったキャラクターなので、少しぶっ飛んでいても違和感がなくストーリーに納得感もあって、本当にいろいろな楽しみ方ができるハイブリッドな作品になっていると思います!
吉田鋼太郎(田上潮五郎役)コメント

出演が決まった際の感想、意気込み
環奈さんとは『今日から俺は!!』でご一緒していましたが、同じシーンで掛け合うということはありませんでした。怪演っぷりをそばで見ていて“すごい女優さんだ”と思っていたのに、共演シーンがなく残念だと思っていたんです。その後の映画『湯道』(2023年)でも掛け合いがほぼなく不完全燃焼だったのですが、今回はようやく親子としてご一緒することができて念願叶いました(笑)。元ヤンキー同士のドスのきいた掛け合いは、ドラマの見どころの一つになるはずです!
演じる役柄について
最近SNSで前にドラマで演じた役について、“声がうるさい、発声が舞台っぽい”って書かれていて(笑)。だから今回は、あえて抑えめな芝居にしようと考えていたのですが、(佐藤)監督からは“ダメです! でかい声で演じてください!”と力強く言われて吹っ切れたので、今回もブレーキをかけずにフルスロットルで演じさせていただきます。
台本を読んだ感想
泣けて笑える起伏に富んだ作品になるのではないでしょうか。ヤンキーだった人が悲しい出来事をきっかけに猛勉強をしてドクターになる…ぶっ飛んだ主人公がすごく魅力的で、視聴者の方にも絶対に楽しんでいただけるはず。医療作品なので重厚感ある部分はもちろん、主人公を取り巻くはっちゃけた部分の両方がある作品だと思いますが、私にははっちゃけ部分を期待されていると思いますので、良い塩梅で演じさせていただければと思います。
■放送情報
『ヤンドク!』
フジテレビ系にて、2026年1月12日(月・祝)スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
※初回30分拡大(21:00~22:24放送)
出演:橋本環奈、向井理、宮世琉弥、吉田鋼太郎ほか
脚本:根本ノンジ
プロデュース:髙木由佳、貸川聡子(共同テレビ)
演出:佐藤祐市、淵上正人、菊川誠、朝比奈陽子
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
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