綾野剛演じる作家の“こじらせ日常”が映される 『星と月は天の穴』特別映像公開

『星と月は天の穴』こじらせ日常映像

 12月19日よりテアトル新宿ほかにて全国ロードショーされる綾野剛主演映画『星と月は天の穴』から特別映像と場面写真が公開された。

 本作は、『ヴァイブレータ』『共喰い』などでキネマ旬報脚本賞に5度輝き、近年は『火口のふたり』『花腐し』など監督も務めている荒井晴彦が、長年の念願だった吉行淳之介の同名小説を映画化した人間ドラマ。

 主人公の矢添克二を演じるのは、荒井と『花腐し』でもタッグを組んだ綾野。矢添を取り巻く女たち――女子大生の紀子を演じるのは、新星・咲耶。女性を拒む矢添の心に無邪気に足を踏み入れていく。矢添のなじみの娼婦・千枝子を演じるのは、荒井作品3作目の出演となる田中麗奈。そのほか、柄本佑、岬あかり、MINAMO、 宮下順子らがキャストに名を連ねた。

12/19(金)公開『星と月は天の穴』矢添さんのこじらせ日常動画②

 公開された特別映像は、矢添克二の“こじらせた日常”にフォーカス。妻に捨てられた過去を持つ矢添は、執筆する恋愛小説の主人公に自身を投影し、「精神的な愛の可能性」を探求している。劇中では、矢添の書く小説が映像として映し出されているが、「矢添自身を投影している小説の主人公A」も矢添と同じく綾野が演じている。そんな矢添の日常に絡む大学生・紀子(咲耶)や、なじみの娼婦・千枝子(田中麗奈)、小説の中のAと対するB子(岬あかり)とのやり取りも映されている。

 あわせて公開された場面写真では、さらに矢添の一人暮らしの日常生活が、1960年代という時代設定にリアリティを与える昭和レトロの美術セットと共にフォーカスされている。

■公開情報
『星と月は天の穴』
12月19日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
出演:綾野剛、咲耶、岬あかり、吉岡睦雄、MINAMO、原一男、柄本佑、宮下順子、田中麗奈
脚本・監督:荒井晴彦
原作:吉行淳之介『星と月は天の穴』(講談社文芸文庫)
撮影:川上皓市、新家子美穂
照明:川井稔
録音:深田晃
美術:原田恭明
装飾:寺尾淳
編集:洲﨑千恵子
音楽:下田逸郎
主題歌:松井文「いちどだけ」ほか
写真:野村佐紀子、松山仁
製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2025「星と月は天の穴」製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/hoshitsuki_film/

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