『ZEDER/死霊の復活祭』11月23日よりシネマート新宿にて緊急公開 予告編&ポスターも

 プピ・アヴァティ監督の『笑む窓のある家 4K修復版』が11月21日より日本初公開されることにあわせて、同監督の『ZEDER/死霊の復活祭』が11月23日よりシネマート新宿にて緊急回数限定公開されることが決定した。

 日本初公開となる本作は、アヴァティ監督が手がけたイタリアンホラー。欧米では“ゾンビ映画”の一本として語られることが多いが、『ゾンビ』や『サンゲリア』などの有名作とは対極に位置する、死者の復活を科学的/神秘的に探究した野心作だ。日本ではかつてDVDが発売されたことがあったが、長らく廃盤になっており、コアなホラーファンの間では、『笑む窓のある家』と並び、劇場公開が熱望されていた。

 小説家ステファノは、妻アレッサンドラから中古のタイプライターを贈られた。中にはインクリボンが残されたままで、リボンにはKゾーンという謎の言葉が刻印されていた。ステファノは大学に専門家ケージ教授を訪ねた。教授は、Kゾーンを発見したのはパオロ・ゼダーという謎の人物で、その地では昔、死者と接触できると信じられていたという。ステファノは、ヴァチカンも関与するKゾーンとゼダーをめぐる国際的な陰謀に巻き込まれていく。

 主演を務めたのは、『デアボリカ』『サスペリアPART2』『インフェルノ』など、数々のイタリアンホラーに出演したガブリエレ・ラヴィア。ヒロイン役は、ロバート・アルトマン監督『ゴッホ』『プレタポルテ』に出演したフランス人女優アンヌ・カノヴァスが演じた。そのほか、『笑む窓のある家』にも出演したアヴァティ作品の常連俳優たちがキャストに名を連ねている。

 スタッフには、アヴァティ監督のもと、『笑む窓のある家』の製作・脚本チームが再結集。撮影は『情無用のジャンゴ』やアヴァティが脚本を執筆した『首だけの情事』を手がけたフランコ・デッリ・コッリ、音楽は『世界残酷物語』『怒りの荒野』『アマゾネス』などをはじめ、キャリア後期にはアヴァティと名コンビを組んだリズ・オルトラーニが担当している。

映画『ZEDER/死霊の復活祭』予告

 あわせて、日本オリジナルの予告編、ポスター、場面写真が公開。予告編では、「笑む窓のある家の監督が放ったもう一本の異常作」というテロップの後、主人公・ステファノ(ガブリエレ・ラヴィア)がタイプライターのリボンに刻印された謎の文章を発見する場面、何者かが棺に納められて埋められる場面のカットバックから始まる。続いて、Kゾーンとパオロ・ゼダーの解説、「ゼダー、その名を口にした者は、災厄に見舞われる」というキャッチ・コピーを挟み、ナイフによる女性の惨殺、謎を追うステファノの姿が不気味な雰囲気の中で描かれる。「ヴァチカンの深奥で進行する禁断のプロジェクト」のテロップのバックには、ショッキングな映像が連続。「不死の世界の神秘に迫る衝撃のミステリー・ホラー」のテロップとともに絶叫が響き渡り、最後は、惨劇の舞台となる巨大な廃墟の映像で締め括られている。

 ポスターは赤で統一されたデザインとなっており、「ゼダー、その名を口にした者は、災厄に見舞われる」のキャッチコピーが配置されている。

 場面写真では、青白く光るモニターの中で笑い続ける男、掘り起こされた頭蓋骨、少女に忍び寄る黒い影など、印象的なシーンが切り取られている。

■公開情報
『ZEDER/死霊の復活祭』
11月23日(日)よりシネマート新宿にて回数限定公開
出演:ガブリエレ・ラビア、アンヌ・カノヴァス
監督・脚本:プピ・アヴァティ
脚本:マウリツィオ・コスタンツォ、アントニオ・アヴァティ
撮影:フランコ・デッリ・コッリ
音楽:リズ・オルトラーニ
提供:是空/TCエンタテインメント
配給:インターフィルム
1983年/イタリア/カラー/イタリア語・モノラル/アメリカン・ヴィスタ/DCP/100分
©1983 A.M.A. Film s.r.l.

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