水上恒司×山田杏奈、『シナントロープ』第1話の裏側を語る 前田知樹Pからのコメントも

10月6日よりテレ東系で放送がスタートした水上恒司主演のドラマプレミア23『シナントロープ』第1話の現場レポートが公開された。
本作は、『オッドタクシー』の此元和津也が原作・脚本を務めオリジナルストーリーを書き下ろしたミステリードラマ。映画『もっと超越した所へ。』やドラマ『忘却のサチコ』(テレ東系)などの山岸聖太が監督を務める。
舞台となるのは、街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”。そこで働く面々として、主人公のさえない大学生・都成剣之介を水上が演じるほか、都成がひそかに想いを寄せるヒロイン・水町ことみ役を山田杏奈、明るいお調子者・“キバタン”こと木場幹太役を坂東龍汰、地味で真面目なお嬢様・里見奈々役を影山優佳、心優しい漫画家志望の田丸哲也役を望月歩、エキセントリックなメンヘラガール・室田環那役を鳴海唯、静かで不気味な新人バイト・志沢匠役を萩原護、夢追うバンドマン・塚田竜馬役を高橋侃がそれぞれ演じる。さらに、謎の組織「バーミン」のメンバーに染谷将太、遠藤雄弥、アフロ、森田想が名を連ねる。
ドラマの舞台となるバーガーショップ「シナントロープ」での撮影2日目。この日は、店員の都成剣之介(水上恒司)と木場幹太(坂東龍汰)が、突然やって来た目出し帽の客に怯えるが、水町ことみ(山田杏奈)が気にすることなく注文を受け付ける。その後、店内に目出し帽をかぶった別の強盗(アフロ)がやって来て……という冒頭のシーンを撮っていた。
バーガーショップ「シナントロープ」は、セットではなく、現存する空き店舗を使用している。緑と赤を基調とした広々とした空間を活かしつつ、本編に度々登場する鳥の名前にちなみ、鳥モチーフのアイテムが随所にちりばめられていた。
キャストの休憩所(楽屋)やスタッフの待機場所、監督が映像をチェックするモニターも店内に設置されていて、キャストたちはスタッフとともに丁寧に物語を作っていく。目出し帽の男に怯えない水町に、都成と木場が戸惑うシーンでは、リハーサルを重ねるごとに異なる動きを加える水上に対し、受け手の坂東や山田が柔軟に対応していく。
強盗とのアクションシーンの撮影は、数分間のシーンではあるが、79カットで構成されており、山岸監督とスタッフたちが1時間以上かけて念入りに打ち合わせをしたあと、キャストたちにも段取りを共有していく。
ストーリーとしては、目出し帽の強盗がレジの志沢匠(萩原護)に拳銃を突きつけ、それを止めようと水町が強盗に飛びつくが投げ飛ばされてしまう。続いて都成が加勢。羽交い締めにするも反対に押し倒されてしまう。その後も都成と水町は必死に強盗に立ち向かい、強盗の隙をついて、水町が里見奈々(影山優佳)から受け取った洗剤を男にかけて撃退する……というもの。
このシーンについて、水上は「まさに『しびれる』という言葉が似合う撮影でした。また強盗役のアフロさんを押さえ込もうとしても、力が強くて『全然動かない!』みたいな。とにかく頑張ったシーンなので、我々の魂の79カットをぜひTVerでご覧ください!」とコメント。
山田は「洗剤のシーンは失敗したら衣装や目出し帽などをこの遅い時間にまるごと変えなきゃいけない、というプレッシャーと戦いながら演じました。でも洗剤が思ったよりもあまり飛ばなくて、洗剤を変えていただいたんです。『都成にもかけたい』とか『強盗の目に洗剤をかけたい』とか、いろいろとやりたいこともあったので、2回目も挑戦させていただきました」と振り返った。
水上恒司(都成剣之介役)×山田杏奈(水町ことみ役)コメント
水上:その日は朝からずっと撮影をしていて、あのアクションシーンは「鬼の79カット」と告げられて……。
山田:撮影が始まった時には遅い時間帯でしたね。
水上:まさに「しびれる」という言葉が似合う撮影でした。また強盗役のアフロさんを押さえ込もうとしても、力が強くて「全然動かない!」みたいな。とにかく頑張ったシーンなので、我々の魂の79カットをぜひTVerでご覧ください!
山田:洗剤のシーンは失敗したら衣装や目出し帽などをこの遅い時間にまるごと変えなきゃいけない、というプレッシャーと戦いながら演じました。でも洗剤が思ったよりもあまり飛ばなくて、洗剤を変えていただいたんです。「都成にもかけたい」とか「強盗の目に洗剤をかけたい」とか、いろいろとやりたいこともあったので、2回目も挑戦させていただきました。
水上:魂の2回戦。どちらが使われたのかは我々にはわからない。
山田:そうですね。
水上・山田:ぜひTVerでご覧ください。
前田知樹(テレビ東京プロデューサー)コメント
会話劇を楽しめる作品
初めて此元さんの脚本を拝読した際、いち読者の目線でとても楽しんでしまいました。脚本の段階でこれは間違いなく面白い!と確信できる、そんな稀有な作品でした。
起承転結がはっきりとした典型的な日本のドラマとは全く異なり、先の展開が全く読めない。青春群像劇でありサスペンスであり恋愛物語でありヒューマンドラマでもあり、ファンタジーでもあるような。「一体何が起こっているのか?」と展開を追いかけているうちに、いつの間にか”シナントロープ“の世界に引きずり込まれていく。そんな不思議な魅力を放つお話だと思います。
シーン同士の繋がりなどの細かいギミックも見どころではあるのですが、何よりキャラクターが非常に魅力的です。此元さんの脚本に実力派キャストの皆さんの力が加わり、唯一無二の世界が構築されていると思います。そんな登場人物たちの、何度も見返したくなるような笑いとスリルが散りばめられた会話劇が、この作品の最大の魅力です。
幾つも張られた伏線について
何気ない会話、気にも留めない行動、そんな一つひとつが後々のストーリーに大きな影響を与えていき、物語は予想もつかない方向へと進んで行きます。話数が進むごとに謎が謎を呼ぶ目の離せない展開が待っていますので、ぜひ感想を発信したりや考察を存分に楽しんでいただきながら、“シナントロープ”の世界にどっぷり浸かっていただけるとうれしいです!
此元和津也が原作・脚本を務めた男女8人の青春群像ミステリー。街の小さなバーガーショップで不可解な強盗事件が発生し、静かだった日常が少しずつ歪みはじめていく。
■放送情報
ドラマプレミア23『シナントロープ』
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて、毎週月曜23:06~23:55放送
Prime Videoにて、各話放送終了後から見放題独占配信
ネットもテレ東(テレ東 HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信
出演:水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃、遠藤雄弥、アフロ、森田想、染谷将太
原作・脚本:此元和津也
監督:山岸聖太
音楽:江﨑文武
オープニングテーマ:柴田聡子 & Elle Teresa「ときめき探偵 feat. Le Makeup」
エンディングテーマ:S.A.R.「MOON」
チーフプロデューサー:祖父江里奈(テレビ東京)、平賀大介(P.I.C.S.)
プロデューサー:前田知樹(テレビ東京)、原田宗平(P.I.C.S.)、神戸麻紀(P.I.C.S.)、竹迫雄也(アスミック・エース)
制作:テレビ東京、P.I.C.S.
制作協力:アスミック・エース
製作著作:「シナントロープ」製作委員会
©此元和津也/「シナントロープ」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/synanthrope/
公式X(旧Twitter):https://x.com/premiere23_tx
公式Instagram:https://instagram.com/premiere23_tx
公式TikTok:https://tiktok.com/@premiere23_tx






















