成馬零一×岡室美奈子『坂元裕二論』対談イベントが宇野書店で開催 MCは批評家・宇野常寛

成馬零一×岡室美奈子『坂元裕二論』対談

 ドラマ評論家・成馬零一による新刊『坂元裕二論 未来に生きる私たちへの手紙』(blueprint/2025年9月2日刊)の発売を記念して、著者と岡室美奈子早稲田大学教授との対談イベント『坂元裕二について僕たちは何も知らない ~テレビドラマの「失われなかった30年」を検証する~』が、10月14日に宇野書店にて開催されることが決定した。司会は、宇野書店のプロデューサーで批評家の宇野常寛が務める。

『坂元裕二論 未来に生きる私たちへの手紙』(blueprint)

 『東京ラブストーリー』『それでも、生きていく』『カルテット』『花束みたいな恋をした』『怪物』……。脚本家、坂元裕二はこの30年のテレビドラマを牽引し、そしてその活躍の場を映画に拡大してきた現代日本を代表する作家である。2025年9月発売の成馬零一『坂元裕二論 未来に生きる私たちへの手紙』はこの作家について、本格的に取り上げた初の批評本だ。

 坂元裕二とは何か。ポスト坂元裕二のテレビドラマとは何か。宮藤官九郎、野木亜紀子といった同時代作家との対比で見えてくるものとは?

 なお、同イベントは、後日(数日内)YouTube「PLANETSチャンネル」プレミアムコースにて30日間配信される予定だ。

■開催概要
『坂元裕二について僕たちは何も知らない ~テレビドラマの「失われなかった30年」を検証する~』
日時:10月14日(火)19:00〜21:00(受付開始:18:30/トークセッション:19:00~20:30)
場所:東邦レオ 大塚オフィス 2階(〒170-0004  東京都豊島区北大塚1丁目15-5  2階)
チケット:リアル会場 3000円(税込)/オンライン配信 3000円(税込)
主催:東邦レオ株式会社
注意事項:靴を脱いであがる書店になります。ご理解・ご協力よろしくお願いします。

■スピーカー
成馬零一氏
1976年生まれ。フリーライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心にウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)、『テレビドラマクロニクル 1990→2020』(PLANETS)、『坂元裕二論 未来に生きる私たちへの手紙』(blueprint)がある。

岡室美奈子氏
早稲田大学文学学術院教授、同大学演劇博物館前館長。文学博士。専門はテレビドラマ論、現代演劇論。放送番組センター、放送人の会、橋田文化財団理事、文化審議会文化経済部会委員などを務め、ギャラクシー賞、民放連賞など放送関係の賞の審査員も務めている。現代ビジネス等にドラマ批評を寄稿。著書に『テレビドラマは時代を映す』(ハヤカワ新書)など、共編著に『六〇年代演劇再考』(水声社)などがある。

宇野常寛氏
批評家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『庭の話』(講談社)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『母性のディストピア』(集英社)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、猪子寿之との共著『人類を前に進めたいーチームラボと境界のない世界』(PLANETS)など多数。明治大学特別招聘教授。

■書店概要
『宇野書店』は、批評家・宇野常寛氏が手掛ける新しいコンセプトの書店です。選書はすべて宇野氏が行い、人文・社会・サブカルチャーなどに特化した約6,000冊を展開します。実空間の本屋の魅力は探していた本だけでなく、「たまたま」目につく新しい本との出会いにあります。宇野書店はオンライン書店では得られない偶然の出会いを最大化するために重視した選書、空間づくりを行います。「いつ来ても、知らなかった〈面白そうな本に出会える〉」書店です。

■書誌情報
『坂元裕二論 未来に生きる私たちへの手紙』
著者:成馬零一
発売日:9月2日(火)
価格:2,750円(税込)
判型:ソフトカバー/四六判
頁数:240頁
ISBN:978-4-909852-61-8
出版社:株式会社blueprint

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