ブレンダン・フレイザーと柄本明が天草に 『レンタル・ファミリー』ティザー予告公開
2026年に公開されるブレンダン・フレイザー主演映画『レンタル・ファミリー』のティザー予告が公開された。
監督を務めたのは、長編デビュー作『37セカンズ』で第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞、国際アートシアター連盟賞を受賞したほか、『Beef/ビーフ』『TOKYO VICE』などの話題作を手がけてきた日本人監督のHIKARI。『37セカンズ』に続く長編2作目にして、サーチライト・ピクチャーズとタッグを組み、日本を舞台にしたオリジナル作品を世界に送り出す。
主演を務めるフレイザーのほか、平岳大、山本真理、柄本明がキャストに名を連ねている。
俳優としての仕事を細々と続けながら、東京で暮らす内にすっかり街に馴染み、狭い電車の座席に大きな体を滑り込ませ、暗いマンションの1室で一人晩酌をする。そんな日々を送り続けていたフィリップ(ブレンダン・フレイザー)は、ある日、ひょんなことから“レンタル・ファミリー”会社を経営する多田(平岳大)から仕事を依頼される。レンタル・ファミリーとは、報酬を得て、その人にとって大切な「家族」のような役割を“演じる”仕事だ。人の人生に深く関わるこの仕事に最初は困惑し、戸惑いを見せていたフィリップだったが、彼らと関わる中で、フィリップ自身にも少しずつ、心にある変化が訪れていく。
公開された映像では、フィリップが東京の街を背景に、“レンタル・ファミリー”を通して出会う人々と交流していく姿が描かれている。レンタル・ファミリー会社で働く俳優の一人としてフィリップを雇う多田、フィリップよりも先に、レンタル・ファミリー会社の俳優として働いていた愛子(山本真理)、老優喜久雄(柄本明)、さらにフィリップと父娘になる、美亜(シャノン・ゴーマン)など、個性的なキャラクターたちの姿も確認できる
さらに、映像内では、全て日本で行われたという撮影ロケ地も随所に映し出されている。ネオンが光り輝く新宿の街並みや、上空から捉えた渋谷のスクランブル交差点、小田急線、JR沿線といった「東京」の生活感溢れる町並み、フィリップと喜久雄が並んで歩く印象的なシーンが撮影された天草や島原の美しい風景、さらには、日本独特の結婚式、葬儀といったセレモニーから、チームラボ、神楽坂の化け猫フェスティバルといった日本の祝祭感溢れるシーンも登場する。
本作の撮影を務めたのは、『さくらん』『るろうに剣心』シリーズといった日本映画のみならず、数多くのハリウッド作品も手がける石坂拓郎。プロダクションデザインは、『みんな〜やってるか!』から『アウトレイジ 最終章』まで13本の北野武監督作品を支えた磯田典宏と『Tokyo Vice』の高山雅子。前作『37セカンズ』にも参加した衣装の望月恵、ヘアメイクの百瀬広美が今回も重要な役割を担い、音楽はアイスランドのロックバンド、シガー・ロスとしての活動でも知られるヨンシーとアレックス・サマーズがコンビで初の映画サントラを担当した。
撮影は2024年の3月から5月にかけて、約2カ月に渡って日本各地で行われ、撮影期間中はフレイザーもずっと日本に滞在していたという。また、9月には第50回トロント国際映画祭でのワールドプレミアも控えている。
■公開情報
『レンタル・ファミリー』
2026年公開
出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明ほか
監督:HIKARI
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/movies/rentalfamily