『あんぱん』のぶの新生活がスタート! 河合優実の直球すぎる質問に北村匠海がタジタジ
「前略、お姉ちゃん。東京の暮らしはどうですか?」
7月22日放送の『あんぱん』(NHK総合)第82話では、のぶ(今田美桜)の新生活が描かれた。
鉄子(戸田恵子)の手伝いをするため、高知新報を退社したのぶ。家族や身近な人々に別れを告げて、東京に降り立った。到着するなり、さっそく仕事に取りかかることに。のぶの仕事は、浮浪児に会って実現すべき政策を見つけること。闇市を歩くのぶの前に、見知った顔が現れる。
戦後の闇市は、都会の繁華街がそのままマーケットに変わったような空間で、露天商が立ち並び、ジャンボリーのような活況を呈していた。芋を盗んだ少年は取材で出会ったアキラ(番家玖太)で、アキラをかばったのは八木(妻夫木聡)だった。あいかわらず愛想のない八木だが、『月刊くじら』の嵩(北村匠海)の漫画を見て笑みを浮かべる。嵩の話題で距離が縮まったのぶに、八木は「きれいごとだけでは何も解決しない」と言い残した。
のぶの住まいはガード下のバラック。電車の振動が伝わる新居は、住むところがあるだけ恵まれているのかもしれない。八木の言葉どおり、戦災孤児の現状はのぶの想像を超えており、住む場所を追われ、心に傷を負った子どもたちの姿にのぶは呆然とする。身寄りのない浮浪児を施設に収容する「狩り込み」が行われており、彼らにとっての日常は文字通り生死がかかったものだった。