沢村一樹、ラウール不在中の“意外な趣味”を明かす フジ夏ドラマ主要キャストが揃い踏み

 7月期の連続ドラマスタートを前に、総勢20名の豪華俳優による合同会見イベント『フジテレビドラマライブ 2025・夏』が行われ、各ドラマの見どころ紹介や番組の垣根を超えたトークが繰り広げられた。

 この日は、月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系)から福原遥、林遣都、柳葉敏郎、月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)から磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎、火9ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(フジテレビ系)から森川葵、藤井流星、本郷奏多、水10ドラマ『最後の鑑定人』(フジテレビ系)からは藤木直人、白石麻衣、迫田孝也、木曜劇場『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)からは中島歩、沢村一樹、火ドラ★イレブン『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(カンテレ・フジテレビ系)からは本田翼、志田未来、岩瀬洋志、土ドラ『浅草ラスボスおばあちゃん』(東海テレビ・(フジテレビ系)からは梅沢富美男、堀田茜、朝日奈央が参加。

(1列目左から)福原遥、磯村勇斗、森川葵、本田翼、藤木直人、梅沢富美男(2列左から)林遣都、堀田茜、藤井流星、志田未来、白石麻衣、中島歩、堀田茜(3列左から)柳葉敏郎、稲垣吾郎、本郷奏多、岩瀬洋志、迫田孝也、沢村一樹、朝日奈央

 会見は、TVreやフジ公式YouTubeに加え、各ドラマ公式Xでは個別アングルでも生配信された。

 児童相談所を舞台に、そこで働く個性豊かなキャラクターたちがさまざまな親子を救っていくハートフルヒューマンドラマ『明日はもっと、いい日になる』。月9初主演となる福原は「月9は昔から楽しませていただいていたので、まさか自分がという気持ちです」と話し、同じく月9初出演の林も「こどもの頃から見ていたので(福原と)同じ気持ち」と喜びを語った。海辺の街が舞台になっている作品ということもあり、景色の美しさにも注目してほしいという。

(左から)林遣都、福原遥、柳葉敏郎

 また、保育士役の柳葉はこどもたちに懐かれているそうで、「撮影現場で一緒に遊んでいます」と和気藹々とした様子を明かす。見どころについて、福原は「このドラマをきっかけに児童相談所のことを知ってほしいですし、いろいろな家族の形を知っていただけたら」と呼びかけた。

 『僕達はまだその星の校則を知らない』は、男子校と女子校が合併されたばかりの私立高校に派遣されたスクールロイヤー(学校弁護士)が若者たちに向き合う学園ヒューマンドラマ。

 磯村は「僕が演じるスクールロイヤー・健治はマイペースで学校が嫌い。堀田さんは先生を演じていて、健治のお世話係みたいな立ち位置です」と紹介し、堀田は「宮沢賢治が好きな先生で、名前が同じ健治を気にかけるようになります」と説明。理事長役の稲垣は「最初はちょっと(健治と)衝突する役。いつか学校の先生をやってみたかったんですが、あまり経験しないまま理事長になってしまいました。磯村くんとは映画でもご一緒しているので楽しく撮影しました」と笑顔を見せる。

(左から)堀田真由、磯村勇斗、稲垣吾郎

 磯村は民放初主演だが、「あんまり気にして硬くなると嫌なので、いつも通りにやりました。大人キャストはもちろん生徒さんがみんな魅力的な作品です。みんなフレッシュでピュアなので、ぜひ注目してください」とアピールした。

 注目ポイントとしては磯村が作中の造語である「ムムス」を挙げ、「不安なことや嫌なことがあると健治がムムスというんです。それがなんだか可愛い」と語り、「不思議な世界観もありつつ素敵なヒューマンドラマになっています。見終えた後に星空を見上げていただけたら」と笑顔で締め括った。

 火9『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』は、おとり捜査に挑む警視庁内の異端チームを描く爽快コンゲーム(騙し合い)エンターテインメントだという。 

(左から)藤井流星、森川葵、本郷奏多

 森川は「私が演じるのは元FBIで、帰国後におとり捜査のチームを作ったリーダーです」、藤井は「僕は最優秀おとり刑事と紹介されていますが、曲がったことが嫌いな熱血系で、わかりやすいキャラです。(森川演じる)二階堂民子の操り人形みたいな感じ」、本郷は「こういうチームに一人いる賢い奴です」とそれぞれ簡潔に説明。

森川葵

 森川は「おとり捜査なので、変装してその場所に馴染んで犯人を見つけ出します。この3人はもちろん、チームのメンバーはみんないろいろな服を着るので、ハロウィンのような楽しさがあります」と注目ポイントを語り、「楽しいドラマをみんなで作っています。警察が強盗をするなど、今までにない警察ドラマになっているのでぜひご覧ください!」と呼びかけた。 

 続いては、さまざまな問題を抱える男女が天使のような美青年に出会う新感覚ラブコメディ、火ドラ★イレブン『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』。 

 本田は「予告を見るだけで、あったかそうなドラマだと思っていただけたと思います。どうシェアするのか、北くんという謎の生命体がどうなっていくのか、ちょっと謎もあるドラマを楽しみにしてください」と作品の魅力をアピールする。

(左から)志田未来、本田翼、岩瀬洋志

 アドリブもかなり多いそうで、志田は「脚本はあるんですが、特に北くんを取り合っているシーンはアドリブがたくさんあります。わちゃわちゃしているシーンは自然な感じになるようにあえて台本が抜いてあったりする」と話し、岩瀬は「(北くんをシェアする)3人の空気感に圧倒されないようにしなきゃいけないので大変でした。監督がなかなかカットをかけてくれなくて、早く(カットを)かけてくれ! と思いながらやりました(笑)」と明かした。 

 本田は「恋愛もあるけど成長やヒューマンドラマもあり、コメディで笑えるところもある作品になっています」と見どころを語った。

 藤木直人が科学捜査の“最後の砦”となる敏腕鑑定人として難事件に挑む水10ドラマ『最後の鑑定人』。 

 藤木は「僕が演じる土門は、科捜研の元エース。この人が謎を解けなかったら終わりということで最後の鑑定人。人に興味がない奇人です」と説明し、土門のバディ・高倉役の白石は「高倉は嘘を見抜く能力がある変人」と、奇人×変人の凸凹バディが見どころだと語る。 

(左から)白石麻衣、藤木直人、迫田孝也

 迫田は「奇人と変人は事件が起きないと活躍しないでしょ。僕は事件を持ってくる弁護士役です。今回は土門先生が興味を持つような事件を嗅ぎ分ける嗅覚を持った弁護士です」と役柄を語った。 

 撮影には科捜研で本当にしようする機器が使われたそうで、藤木は「1話では1000万円する電子顕微鏡を使いました。ものすごい倍率で見られるから、楽しくてしょうがないです」と笑顔で振り返る。「見どころは、僕演じる土門と白石さん演じる高倉の凸凹コンビがどうやって謎を解いていくのか。小さな科学的根拠から謎を解いていく爽快感を味わっていただけると思います」と自信を覗かせた。

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