長濱ねる、活動の軸にある“誰かのために”という思い 目標は「お芝居と社会的な視点の両立」

「“誰かのために”という思いがずっとあります」

ーー長濱さんは欅坂46を卒業しソロ活動後初のドラマ出演となった『君と世界が終わる日に 特別編』(2022年/日本テレビ系)以降、出演作が途切れないほどのご活躍ぶりですよね。

長濱:ありがたいことに、少しずつですが経験を積ませていただきました。『君と世界が終わる日に 特別編』は、ちょうどアイドルを卒業してすぐで、右も左も分からない状態でした。でも、お芝居を始めて本当に良かったと思っています。たくさん挫折もありますが、「あ、自分ってこんなにできないんだ」と気づけたことで、いい意味で力が抜けたというか。無理に期待しなくなったのかもしれません。

ーーお芝居を好きだと思えるようになったのはいつ頃からですか?

長濱:実はここ1年くらいです。それまでは、「迷惑かけてないかな」という気持ちのほうが強かったのですが、例えば、涙を流すシーンで「台本に“泣く”とは書かれてないから、1回泣かないバージョンでも撮ってみましょう」と言われてやってみたら、そっちのほうが悲しく見えたり。そういった瞬間に「おもしろいな」と思えるようになりました。人間観察的なおもしろさや芝居の奥深さに少しずつ惹かれていきました。

ーー長濱さんは俳優業以外にもキャスターや文筆業、社会的な活動もされています。“誰かの役に立ちたい”という思いが伝わってくるのですが、やはりそういう思いは強いですか?

長濱:そうですね。“誰かのために”という思いがずっとあります。ただ、直接的な社会貢献活動だけではなく、ドラマや映画を通して「こんな社会問題があるんだな」と気づいてもらえたり、「人に優しくしよう」と思ってもらえるようなメッセージを伝えられるのが、エンターテインメントのすごいところだと思っています。だからこそ、お芝居と社会的な視点の両立は、これからも続けていきたい目標です。

いつか、ヒーロー

桐谷健太が主演を務めるオリジナルドラマ。金もなければ仕事もない元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山が、夢を失くしたかつての教え子たちとともに、腐った巨大権力相手に痛快な復讐劇を繰り広げる。

■放送情報
『いつか、ヒーロー』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、毎週日曜22:15~放送
TVer、ABEMAにて、地上波放送終了後見逃し配信
U-NEXT、Prime Videoにて全話配信
出演:桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねる、泉澤祐希、曽田陵介、星乃夢奈、でんでん、小関裕太、駒木根葵汰、板谷由夏、北村有起哉
脚本:林宏司
監督:アベラヒデノブ、星野和成、松本喜代美、松浦健志
チーフプロデューサー:南雄大(ABCテレビ)
プロデューサー:小森千裕(ABCテレビ)、比屋根り子(ABCテレビ)、松野千鶴子(アズバーズ)、増田玲介(アズバーズ)
主題歌:「HERO」石崎ひゅーい(EPIC Records Japan)
制作協力:アズバーズ
制作著作:ABCテレビ
©︎ABCテレビ
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/itsukahero/
公式X(旧Twitter):@abcdrama_hero
公式Instagram:@abcdrama_hero
公式LINE:@abc_drama

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