黒田大輔、菅原小春との結婚で話題 『新幹線大爆破』『極悪女王』など名バイプレイヤーの軌跡

 ダンサーの菅原小春が5月1日、俳優・黒田大輔との結婚を自身のInstagramで報告(※1)。直筆メッセージによる連名の発表は大きな反響を呼び、X(旧Twitter)では「黒田大輔」が一時トレンド入りするなど話題となった。本稿では、NHK連続テレビ小説から大河ドラマ、現在話題のNetflix映画『新幹線大爆破』まで幅広く活躍する名バイプレイヤー・黒田のこれまでのキャリアを振り返りたい。

 直筆メッセージには、「皆さまへ この度、黒田大輔と菅原小春は結婚いたしましたことをご報告させていただきます」、「ただ一緒にいられればいいと思っていましたが、これからは、家族として日常を、当たり前のことを深く愛していけたらと思います。まだまだ未熟な2人ではありますが少しでも地球に優しい家族になっていきたいです」という両名の思いとともに、「今までお世話になってきた皆さま、これからお世話になる皆さま、いつも応援してくださる皆さまにとびっきりのエンターテイメントを届けられるように日々精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします」と、感謝と意気込みが綴られている。

 菅原と黒田は、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)で共演。この時、菅原は1928年のアムステルダムオリンピックに日本人女性として初めて出場した陸上選手・人見絹枝役を演じ、黒田は1964年の東京オリンピックで選手村の料理長を務め、国際色豊かな料理で各国の選手たちをもてなし、その活躍を食の面から支えた村上信夫役を務めた。この他にも、2人は舞台などでも共演をしており、2024年5月には菅原のInstagramにて黒田とのキスの瞬間を収めた写真も公開されていた(※2)。

 この結婚報告をきっかけに、Xでトレンド入りするほど話題を呼んだ黒田は、2000年ごろより舞台俳優として活動を開始。2005年に沖田修一と前田司郎の共同監督による映画『Lafuosajeラ・フォサージュ~愛をつく女~』でスクリーンデビューを果たした。その後も、『南極料理人』(2009年)、『のぼうの城』(2012年)と着実とキャリアを築き、2015年には橋口亮輔監督作『恋人たち』で、第30回高崎映画祭にて最優秀助演男優賞を受賞する。以降も、『シン・ゴジラ』(2016年)、『万引き家族』(2018年)、『怪物』(2023年)などの話題作に次々と出演。気づけば、「名作にこの人アリ」と評される実力派バイプレイヤーとして、映画界に欠かせない存在となっていった。

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