『なんで私が神説教』広瀬アリスが説いた想像力の大切さ 多くちりばめられた“謎要素”も
また、第2話には志田未来が演じる謎の女性が登場。ゲームセンターをパトロール中の静に、落ちていたプリントシールを拾う、いまだ正体不明の役として姿を見せた。志田といえば、天海祐希主演の『女王の教室』（2005年／日本テレビ系）で生徒役を演じていたことで知られており、同じ土曜ドラマに帰ってきたというのは、広瀬アリスの生徒役から教師役と同じ物語性を感じさせる。志田と同じ初登場キャラとしては、静の回想シーンで葬儀の遺影の女性（菅原咲月）も登場。静にとってのつらい記憶もゆくゆくは描かれていきそうだ。
第2話までを観て、筆者が強く感じてしまったのは、説明セリフとテロップの多さ。特に静の心の声は、説教シーンを除けば、実際に口にしているセリフ並に多いのではと思ってしまった。例えば、静が生徒の間に割って入った際の「あ〜ん、口に出すつもりじゃなかったのに」というようなセリフはまだ分かるのだが、何もかもを説明してしまうのではなく、もう少し視聴者に委ねてみてもいいのではないかと思ってしまった。その想像力を働かせるのも、ドラマを観る上での楽しみ方でもあるはずだ。
『となりのナースエイド』『イップス』などのオークラが脚本を手掛ける、進学校を舞台とした完全オリジナル作品。他人と本音でぶつかり合えない大人たちに送る新たな学園ドラマ。初の教師役となる広瀬アリスが主演を務める。
■放送情報
『なんで私が神説教』
日本テレビ系にて、毎週土曜21:00〜放送
出演：広瀬アリス、渡辺翔太（Snow Man）、岡崎紗絵、野呂佳代、小手伸也、伊藤淳史、木村佳乃、堀内敬子
脚本：オークラ
演出：内田 秀実、南雲聖一ほか
チーフプロデューサー：荻野哲弘
プロデューサー：藤森真実、白石香織（AX-ON）
音楽：横山克
制作協力：日テレアックスオン
©日本テレビ
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