斎藤工、『パディントン』最新作で吹き替え続投 「かなりトリッキーな出方をしております」
5月9日に全国公開される『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の日本語吹替版に斎藤工が出演することが発表された。
世界40カ国語で翻訳、全世界3,500万部以上の売り上げを誇るロングセラー児童小説を実写映画化した『パディントン』シリーズ。『パディントン』『パディントン2』の2作を合わせた全世界での興行収入は約900億円に至る。
シリーズ第3弾となる本作は、パディントンの生まれ故郷であるペルーが舞台。パディントンは、老グマホームで暮らすルーシーおばさんを訪ねにブラウン一家とペルーへ家族旅行に出るが、なんとおばさんは眼鏡と腕輪を残して失踪していた。パディントンたちは、おばさんが残した地図を手掛かりに、インカの黄金郷があるというジャングルの奥地へとルーシーおばさんを探す冒険の旅に出る。果たしてパディントンは無事におばさんと再会できるのか。
斎藤は、前作『パディントン2』から登場する人気キャラクターであり、ヒュー・グラント演じる落ち目の俳優フェニックス・ブキャナンを引き続き演じる。ブキャナンは、前作では財宝の手がかりが隠された「世界にたった一冊しかない飛び出す絵本」をめぐりパディントンと激しい争奪戦を繰り広げた。絵本を強奪しパディントンに濡れ衣を着せ、パディントンをまさかの刑務所送りにするなど、信じられないほどの狡猾さもあるが、どこか抜けていて憎みきれないキャラクターだ。グラントと同じく、カッコいいけれどチャーミングな魅力もある斎藤がユーモアたっぷりに演じて人気を博した。
あわせて公開されたコメント映像で斎藤は「とても難しくて面白い役なんですが、今回はかなりトリッキーな出方をしております。ぜひ、エンドロールが終わるまで席は立たないようにしていただけたらと思います」とコメント。前作ではパディントンに敗れ刑務所に収監中のはずのブキャナン。果たして、今回はどんなシーンで登場するのか。
アフレコ収録後のインタビューでは「今回はパディントンの原点というか、最新作にして“エピソード0”みたいな部分があるのかなと思います。相変わらずユーモラスでラブリーで、独特のシニカルさも持った英国的な世界観っていうのは唯一無二だなって思いました」とパディントンの故郷・ペルーを舞台に“パディントンの秘密”が明かされる本作の魅力をアピール。また「やっぱり生身の俳優さんたちがアントニオ・バンデラスだったり、オリヴィア・コールマンだったり、その名優たちが、どうパディントンの既存の世界にチャンネルを合わせていくかという、その様も同業者としてはやっぱものすごくたぎるものを感じました」と映画人らしい熱いコメントを残した。
■公開情報
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』
5月9日(金)全国公開
監督:ドゥーガル・ウィルソン
脚本:ポール・キング、マーク・バートン、サイモン・ファーナビー
出演:ベン・ウィショー(声の出演)、ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベントほか
吹き替え版キャスト:松坂桃李、古田新太、三戸なつめ、吉田羊、斎藤工
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
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公式サイト: paddington-movie.jp
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