『スパイダーマン』新作映画に女性ヴィラン登場か 実写版マイルスは2028年以降?
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!
今日は、日本時間4月1日(現地時間3月31日)に正式タイトルなどが発表された2つのスパイダーマン映画、トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』、アニメーション映画『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』についてです。
このタイミングで発表したわけは?
日本時間4月1日(現地時間3月31日)にこの2作についてアナウンスされたのには理由があります。
アメリカのラスベガスで「シネマコン」なるコンベンションが開催されたからです。これは全米劇場所有者協会が主催しており、要は大手映画会社がおもに興行主(劇場主)に対し、これからこんな映画をリリースしますと発表する場です。したがってここで大発表が行われることも多い。たしかトム・クルーズの『トップガン:マーヴェリック』もここでお披露目試写をやったはずです。
というわけで、その場におけるソニー・ピクチャーズの発表の場で、以下がアナウンスされたわけです。
トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン』シリーズ最新作
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』
(原題:『Spider-Man: Brand New Day』)
日本公開:2026年夏(全米公開日:2026年7月31日)
『スパイダーマン:スパイダーバース』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』に次ぐCGアニメーション映画
『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』
(原題:『Spider-Man: Beyond the Spider-Verse』)
全米公開日:2027年6月4日
この2作からファンが期待すること① 女性ヴィラン登場?
まずファンを沸かせたのが、トム・ホランド版のタイトルが“ブランド・ニュー・デイ”になったことです。
実は同タイトルのアメコミ原作があり(日本で翻訳が出た時は『スパイダーマン:ブランニュー・デイ』表記)であり、このコミックのストーリーが下敷きになるのでは、という憶測が飛び交っているわけです。
これからコミックを読みたい方もいると思うので、すこし大雑把に書きますが、コミックの「『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は『スパイダーマン:ワン・モア・デイ』という衝撃的なストーリーの続編となります。
『ワン・モア・デイ』においてスパイダーマンことピーターはMJと結婚している、世間はスパイダーマンの正体がピーターということを知っている状態だったのですが、ある理由によりこれらがすべて“なかったこと”にされます。
そして『ブランド・ニュー・デイ』において、世間はスパイダーマン=ピーターと知らない(つまりスパイダーマンは謎のヒーロー)、およびピーターとMJの関係がゼロになっているところから、新たなストーリーが始まるわけです。こうしてみると前作の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』自体が「ブランド・ニュー・デイ」の前作である『ワン・モア・デイ』をベースにしていたことがわかりますよね。したがって『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の続編映画のタイトルが『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』なのは腑に落ちます。トム・ホランド版『スパイダーマン』映画はすべてタイトルに「ホーム」という言葉が入っていたので“ホーム3部作”とも呼ばれますが、これからのスパイダーマン映画は(多分また3部作想定でしょうから)、すべてに“デイ”が入る“デイ3部作”になるかもしれませんね。
ここで気になるのが、前回のコラムでも書いたセイディー・シンクが重要な役で登場との噂です。
MJ、グウェン、ブラックキャット? 『スパイダーマン4』セイディー・シンクの役柄を大予想
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお…一方、女性ヴィラン(ヴィラネス)が出てくるという話もあります。コミックの『ブランド・ニュー・デイ』にはカーリー・クーパーとリリー・ホリスターという女性が登場します。2人は親友ですが、前者はピーターと一時恋人関係になります。しかし彼女の父はミステリオと関係があったり、また彼女自身グリーン・ゴブリンの薬品をあびせられ“モンスター”という怪人になります。
一方のリリーも女性グリーン・ゴブリンともいうべき“メナス”に。このどちらかで出てくる可能性もありますね。