「こんなカン・テオ見たことない!」の連続 『ジャガイモ研究所』で披露した“新しい顔”
ミギョンは、研究員としてジャガイモのことに集中したいが、ベクホの存在が気になって仕方がない。もともと面食いのミギョンは、酔った勢いでベクホにキスをしてしまう。早くもハプニングキスの登場だ。突然キスされたベクホは、「なぜ?」の嵐で、一睡もできずに庭の剪定を必死にして気を紛らわせせる。
韓ドラ内でたびたび描かれるハプニングキスは、そこから互いが意識し合うふたりの大切なきっかけだが、ベクホは“命題論理”を持ち出し、ミギョンを困惑させる。ベクホはミギョンに交際を申し込み、その理由を「恋人でもない人とキスをする汚点が生じた。その事実が耐えがたく早急に訂正したいのです」と計算式を解くかのように答える。その言葉を聞いたミギョンは、キスが「不快で嫌だったでしょう」と返すも、ベクホは「嫌とは言っていない」と視線を逸らす。さらにベクホは、「あなたが私を好きになり、恋人になれるよう努力します」とミギョンに告げる。
施設育ちで愛情不足のベクホと、ジャガイモに対する愛情を見る限り熱い情熱を持つミギョン。そのふたりが、早くもキスから交際申し込み、そして解雇と目まぐるしくストーリーは進んでいく。イ・ソンビンの常にアクセル全開で走っているようなエネルギーの渦と、カン・テオが持つ、根底の穏やかさのようなものが見え隠れする中で、クールな堅物が今後どう変化していくのかが見どころだ。
最後になるが、元カレとの再会時に、よりにもよって失敗した眉アートの顔を見られて「その眉毛は?」と言われたミギョン。元カレとの再会シチュエーションの中では、ユーミンの名曲「DESTINY」の“安いサンダル”を優位に超える恥ずかしさだ。
「自分の名前のついた品種を開発すること」というミギョンの夢を聞いたベクホが、共に嵐の中でジャガイモを救おうとするが、ジャガイモがすくすく成長するように、ふたりの恋の成長を追っていきたい。
■配信情報
『ジャガイモ研究所』
Netflixにて独占配信中
出演:イ・ソンビン、カン・テオ、イ・ハクジュ
監督:カン・イルス、シム・ジェヒョン
脚本:キム・ホス
(写真はtvN公式サイトより)