松竹創業130周年記念、新橋演舞場100周年企画「思い出の松竹銀幕セレクション」開催決定

 松竹創業130周年を記念し、本年100周年を迎える新橋演舞場にて、「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」が開催されることが決定した。

 松竹は1895(明治28)年に大谷竹次郎が京都・新京極阪井座の仕打(興行主)となったことをきっかけに始まり、以来、演劇と映画の両輪で日本のエンターテインメントを支えてきた。1920年には蒲田撮影所を開場し、「損益を度外視し、唯立派な、芸術フィルムを製作する」という姿勢のもと映画事業にも進出。時代を超えて愛される名作を数多く生み出してきた。

 そんな松竹と共に歩んできた新橋演舞場は、1925(大正14)年に開場。新橋芸者の技芸向上を披露する場として誕生し、歌舞伎や伝統芸能、ミュージカル、現代劇など多岐にわたる舞台を上演し続けてきた。2025年に100周年を迎えることを記念し、特別企画「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」を開催する。

 本イベントでは、小津安二郎監督作品をはじめ、ゴールデングローブ賞外国語映画賞などを受賞した木下惠介監督の『二十四の瞳』、松本清張原作の映画化作品の中でも傑作との呼び声が高い『砂の器』(監督:野村芳太郎)、国民的映画シリーズ『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』など、日本映画史に名を残す名作・傑作が一堂に集結する。また、歌舞伎や演劇と縁の深い映画作品や近年のアニメ映画など、幅広い世代が楽しめる作品の上映も予定されている。

 上映作品や詳細は近日発表される予定だ。

■開催情報
「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」
日程:4月5日(土)~17日(木)
場所:新橋演舞場(東京都中央区銀座6-18-2)

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