『アンダーニンジャ』『賭ケグルイ』『約ネバ』 浜辺美波が実写化作品に与える安定感
作品のためなら羞恥心を捨て、体当たりの演技で挑むことも。『センセイ君主』では、一目惚れした新任のイケメン教師に猛アタックをかける女子高生のあゆはをハイテンションに演じ、多種多様な変顔や金八先生の本気なものまねも披露していた。
『アンダーニンジャ』でも口を開けたまま気絶したり、九郎から「顔に鼻くそがついてる」と指摘され、必死で振り払おうとしたり、福田監督からの容赦ない要求に全力で応えている浜辺。それなのに確実にヒロインとしての体裁を保っているところがすごい。特に無表情で何を考えているか分からない九郎を「変な奴」と思いながらも、なぜか惹かれていく彩花の溢れんばかりの感情を表情や動きで表現する彼女はとびきりキュートだ。福田監督も自身のX(旧Twitter)で、「美波ちゃんの野口、マジ最高に可愛いです!こりゃ、確かに九郎も好きになるわなっていう説得力がある!」と絶賛していた(※2)。
また、彩花も個性的なヒロインではあるが、ひと癖もふた癖もあるキャラクターが勢揃いした本作の中では最も“普通の人”と言え、自分の意志とは関係なく忍者たちの争いに巻き込まれていく役でもある。つまり視聴者と近い目線を持っており、浜辺の素直なリアクションが没入感を与えてくれるファクターとなっているのは間違いないだろう。福田監督作品ではこれまで橋本環奈がヒロイン役を担ってきたが、浜辺も新たな監督のミューズとなるのではないだろうか。プライベートで仲が良く、『第74回NHK紅白歌合戦』で共に司会を務めた間柄でもある浜辺と橋本のWヒロインもいつか観てみたい。
参照
※1.https://realsound.jp/movie/2024/08/post-1763174.html
※2.https://x.com/fukuda_u1/status/1883307468304138498
■公開情報
『アンダーニンジャ』
全国公開中
出演:山﨑賢人、浜辺美波、間宮祥太朗、白石麻衣、山本千尋、宮世琉弥、坂口涼太郎、長谷川忍(シソンヌ)、木南晴夏、ムロツヨシ、岡山天音、平田満、佐藤二朗
原作:花沢健吾『アンダーニンジャ』(講談社『ヤングマガジン』連載)
脚本・監督:福田雄一
プロデューサー:若松央樹、大澤恵、松橋真三、鈴木大造
制作プロダクション:クレデウス
主題歌:Creepy Nuts「doppelgänger」
配給:東宝
©花沢健吾/講談社 ©2025「アンダーニンジャ」製作委員会
公式サイト:underninja-mv.com
公式X(旧Twitter): https://x.com/underninja_mv
公式Instagram:https://www.instagram.com/underninja_mv/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@underninja_mv