山﨑賢人、シリーズものに挑む上での覚悟と決意 「積み上げてきたものは無駄にならない」
「自分が積み上げてきたものは無駄にならない
ーー『アンダーニンジャ』は、豪華なキャスト陣が勢揃いされていますが、印象に残っている共演者の方とのエピソードはありますか?
山﨑:間宮(祥太朗)くんとの共演は10年ぶりくらいだったので、感慨深かったですね。原作でも、九郎と加藤の関係は素敵だなと思うことが多かったですし。“相手が間宮くんだったからこそ”と思えるシーンが撮れたのもうれしかったです。あと、(山本)千尋ちゃんとは、事務所が同じで付き合いも長いので、がっつり一緒にアクションができたのも楽しかったです。
ーー浜辺美波さんとの本格的な共演が初めてというのは、少し意外でした。
山﨑:確かに! 同じ作品に出たことはあったんですけど、絡んだことはなかったので。共演してみて、すごく面白くて素敵な方だなと思いました。美波ちゃんは、福田組が初めてだったのに、監督の期待を上回るいいリアクションをしていてすごかったです。九郎としてはビックリさせがいがありました。
ーー山﨑さんは、もともと原作がお好きだったんですよね。ファンだからこそ意識した点はありますか?
山﨑:やっぱり、九郎の何を考えているか分からない感じは、ちゃんと表現しなければいけないなと思っていました。九郎って、すごく激しい戦いをしているのに、必死になっていないところが面白いじゃないですか。人間味がないというか。なので、「何を考えているんだ、こいつ?」と感じてもらえたらいいなと思いながら演じていました。
ーー2024年は、『ゴールデンカムイ』、『キングダム 大将軍の帰還』、『陰陽師0』と主演映画が立て続けに公開されました。山﨑さんはまさに映画界を牽引する俳優だなと思います。
山﨑:いやいや(笑)。でも、昨年はたしかにいろいろなことを考えながらやってきた1年だったなと思います。『ゴールデンカムイ』は1作目なので、「こっからまた勝負していくぞ」と思いながら撮影を進めていましたが、『キングダム』は4作目だから集大成を見せなければいけない。『キングダム』に関しては、「一旦、締めるぞ」と真逆の気持ちを抱えながら撮影をしていたので。あと、昨年は3本のアクション映画で主演を務めるなかで、「自分が積み上げてきたものは無駄にならないんだな」と感じる瞬間がすごく多かったです。いろいろな出会いや縁があって、今回の『アンダーニンジャ』につながっている。感謝の気持ちを忘れずに、これからも邁進していきたいと思います。
■公開情報
『アンダーニンジャ』
全国公開中
出演:山﨑賢人、浜辺美波、間宮祥太朗、白石麻衣、山本千尋、宮世琉弥、坂口涼太郎、長谷川忍(シソンヌ)、木南晴夏、ムロツヨシ、岡山天音、平田満、佐藤二朗
原作:花沢健吾『アンダーニンジャ』(講談社『ヤングマガジン』連載)
脚本・監督:福田雄一
プロデューサー:若松央樹、大澤恵、松橋真三、鈴木大造
制作プロダクション:クレデウス
主題歌:Creepy Nuts「doppelgänger」
配給:東宝
©花沢健吾/講談社 ©2025「アンダーニンジャ」製作委員会
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