トム・ハンクスが10代から70代まで演じる ロバート・ゼメキス『HERE 時を越えて』公開へ
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督最新作『Here(原題)』が、『HERE 時を越えて』の邦題で2025年4月4日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されることが決定した。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』のチームが再集結した本作。主人公・リチャードをトム・ハンクス、妻・マーガレットをロビン・ライトがそれぞれ演じる。ゼメキスを含め、この3人が揃うのは30年ぶりとなる。
ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを伺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思ったよ」とコメント。ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」、ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。フォレスト・ガンプでもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」とそれぞれ語っている。
さらに撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンら、スタッフにも『フォレスト・ガンプ/一期一会』チームが再集結した。
恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会い、悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出ていく姿を描く本作。いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャードとマーガレットの夫婦。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがその家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋におちて、思いがけない人生が始まる。原作は、20カ国以上で翻訳され、300ページにもおよぶ、リチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル『HERE』。2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞している。
あわせて公開されたポスタービジュアルは、グラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた日本オリジナル。本作の主役でもある家の窓をモチーフにしたデザインが特徴で、家族の幸せな瞬間hs切り取られている。
予告編は、リチャードが後に妻となるマーガレットを家で父親に紹介するシーンから幕を開ける。まだ10代の2人の出会いは運命的でありながら、やがてその結婚生活にもすれ違いが見えてくる。太古の時代から氷河期の厳しい寒さ、オークの木々が息づく豊かな大地、そして先住民族の男女が出会い、やがて家が建ち、そこで過ごす人々の時代を超えた様々なドラマが次々と映像に映し出される。その家が記憶するのは、愛を育む瞬間や喜び、希望、喪失、そして愛という普遍的な感情。クライマックスは70代となったリチャードがマーガレットの手を引きながら、「ここが僕らの家だった」と語りかけるシーン。2人が歩んできた人生にも数え切れない喜びや涙が刻まれていることを感じさせる。
■公開情報
『HERE 時を越えて』
2025年4月4日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト、ポール・ベタニー、ケリー・ライリー、ミシェル・ドッカリー
監督:ロバート・ゼメキス
原作:リチャード・マグワイア
脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:Here/字幕翻訳:チオキ真理/G
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公式サイト:here-movie.jp
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