「異世界アニメタイトル頻出ワード」選手権! 第1位は「異世界」、第2位も納得のワードに

 2024年も多くの異世界アニメが放送されました。みなさんもお気に入りの作品はあったでしょうか?  野ネズミ換算な『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』から『Re:Monster』の「デデドン」を経て、今をときめく『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』の「元気にナルセーナ」など美味しい作品が多く、筆者もホクホク顔です。

 さて、そうしたジャンルでおなじみな要素として「トラックに轢かれて転生」(これ、意外と少ないですが)、「主人公がやたら強い」、「貴族は大体悪い」などがありますが、「内容がすぐに伝わる長いタイトル」もそのひとつです。ただ、最近はさすがに本数が多いうえにかぶるフレーズも多く「あれ、これが“最強”であれは“チート”だっけ?」などと混乱することもしばしば(筆者だけ?)。

 というわけで、今回は「異世界アニメタイトル頻出ワード選手権」と題して、そうした作品のタイトルに登場する単語について調べてみました。調査に関する細かな補足は以下の通り。それではトップ5を見てみましょう。

・調査対象は、2024年11月までに放送/配信された、オンラインで連載された小説を原作とする異世界要素のあるアニメ130作品(なので『わたしの幸せな結婚』や『スーパーカブ』などは除外)。
・「〜」「!」などの約物は対象外。
・続編やスピンオフがあるものも1作品とカウント。

第5位:「令嬢」(9作品)

【12.8(金)公開】【はめふら】本予告映像(60秒)|『劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』

 第5位は貴人の娘を意味する「令嬢」でした。劇場版まで展開された『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』を皮切りに悪役令嬢ものは近年定番となっていますが、同じくキャラクター属性を示す「勇者」(8作品)や「魔王」(6作品)よりも多いというのは思わぬ結果です。

第4位:「俺」(10作品)

TVアニメ『俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜』本PV|2024年7月4日放送開始

 第4位はおもに男性の一人称である「俺」でした。「私」は3作品だったので、異世界アニメは印象通り男性主人公の作品が多いということが窺えます。ちなみに「オレ」は0作品。オンラインで小説を書く際は「俺」にするという作法でもあるのかもしれません。

第3位:「転生」(16作品)

TVアニメ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」PV第3弾【2023年1月4日放送スタート】

「異世界転生」がジャンルの代名詞的な扱いというイメージがあったため意外ですが、「転生」は3位に。確かに意外と素直に異世界に転生するアニメは少なく、召喚されるケースや転生するまでもなく異世界の住人が主人公のケースも多いため、「転生」はそこほど伸びなかったのでしょう。

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