『虎に翼』最終週「虎に翼」を振り返る 寅子(伊藤沙莉)の人生

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第126話から第130話までの最終週「虎に翼」を振り返る。

 第126話では、佐江子(辻沢杏子)が孫・美雪(片岡凜)を助けてほしいと寅子(伊藤沙莉)にすがる。朋一(井上祐貴)は法律の世界から離れることを航一(岡田将生)と寅子に報告しに星家にやってくる。一方、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は大法廷での弁論に向けて練習を開始する。

 第127話では、寅子は自分が審判を担当した少年たちが暮らしている施設にたびたび差し入れを届けていた。調査官の音羽(円井わん)と寅子はそれぞれ考え方の違いはあるものの、お互いのやり方について率直に話せる間柄になっていた。

 第128話では、最高裁大法廷では、いよいよ美位子(石橋菜津美)の事件の判決が出されようとしていた。寅子は早朝、よねと轟の事務所を訪ねる。一方で、少年法改正を議論する法制審議会少年法部会は結論が出ないまま平行線をたどっていた。寅子は久藤(沢村一樹)らと“愛”について語り合う。それは多岐川(滝藤賢一)の口癖だった。

 第129話では、優未(川床明日香)は寅子にやりたいこと、好きなことがたくさんあると話す。うれしい知らせをもらった寅子は花江(森田望智)の元に真っ先に報告へ。ちょうど直治(今井悠貴)がアメリカから帰ってくるタイミングとなり、集まった猪爪家の面々。ひさしぶりににぎやかな食卓となる。寅子を祝うために、女子部のなつかしい面々も「笹竹」に集まる。

 第130話では、さまざまな仕事を掛け持ちし、多忙な毎日を送る優未。花江もひ孫に囲まれ平穏に暮らす。航一のことはのどか(尾碕真花)、朋一、優未が3人で気にかけていた。寅子はみんなの暮らしぶりを見守りながら、桂場(松山ケンイチ)と「法律とは何か」について語り合ってきたことを振り返る。 

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜~金曜8:00~8:15、(再放送)毎週月曜~金曜12:45~13:00
BSプレミアム:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜8:15~9:30
BS4K:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演: 伊藤沙莉、岡田将生、土居志央梨、平岩紙、戸塚純貴、川床明日香、竹澤咲子、井上祐貴、尾碕真花、石橋菜津美、円井わん、木場勝己、矢島健一、松山ケンイチ、小林薫
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか

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