藤原竜也&広瀬アリス、正反対の2人が起こす化学反応 『SPEC』に並ぶ名バディ誕生の予感

 10月9日からスタートするフジテレビ系水10ドラマ『全領域異常解決室』で、藤原竜也と広瀬アリスが初共演することが発表された。本作は、身近に起きた、最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」、通称「全決(ゼンケツ)」という、世界最古の捜査機関が解決していく本格ミステリードラマ。主人公の興玉雅を藤原が、興玉とさまざまな異常事件に挑んでいくことになる警察官・雨野小夢を広瀬が演じる。

 超常現象やオカルトを信じていないばかりか、あまり捜査経験もない小夢。踊ることが大好きな彼女は、警視庁音楽隊カラーガード、通称「MEC(メック)」が日常における人々の安全や防犯を呼びかける部署であるため、MECに所属し、ダンスを通じて活動に携わりたいという思いから警察官になった。ところが突然、「全決」への出向を命じられ、興玉とバディを組むことになる。一方、興玉は全領域で起こる異常事件を解決へと導くスペシャリスト。この2人が、どのような関係を築いていくのかが見どころだ。

 興玉と小夢は、凸凹バディになることが予想されるが、凸凹バディと言えば、2010年からスタートし、映画版も作られた大ヒット作『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』シリーズ(TBS系)の当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)のコンビが思い出される。『SPEC』も、超能力などを使った特殊事件を捜査する内容のドラマで、警視庁公安部が設立した未詳事件特別対策係、通称「未詳(ミショウ)」に配属されたIQ201の天才で変人の当麻と、警視庁特殊部隊、通称「SIT」出身で叩き上げの瀬文が凸凹バディを組み、人気を博した。

 また、1990年代に放送され、世界的に人気を博したアメリカのドラマ『X-ファイル』のモルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)とスカリー(ジリアン・アンダーソン)も連想させる。本作はUFO、UMA、オカルトといった、科学では説明の付かない超常現象にまつわる事件を、超常現象を肯定的にとらえるFBI捜査官・モルダーと、医師免許を持つ科学者で、医学部在籍中にFBIに引き抜かれた、超常現象に懐疑的なスカリーが、バディを組んで捜査に臨む大ヒットシリーズだ。

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