『家いっぱいの愛』チ・ジニの謎めいた役作りに胸騒ぎ ASTRO ユンサナが物語の清涼剤に

お調子者の末っ子ユンサナが物語の清涼剤に!

 男性アイドルグループ・ASTROのメンバーであるユンサナが、今回ムジンとエヨンの息子で、ミレの弟であるヒョンジェを好演している。日本で上演されたミュージカル『愛の不時着』でリ・ジョンヒョク役として凛々しい姿を見せたのが記憶に新しいユンサナ。今回は末っ子気質が炸裂しているお気楽な役柄となる。

 お金のことで心配事が絶えないエヨンとミレをよそに、大学生として日々を楽しんでいるヒョンジェ。火事騒動の際、パンツ一丁で愛犬・メダルを抱っこしている姿にファンも吹き出したのではないだろうか。

 お気楽なキャラクターだが、父親を断固として許さない姉のミレに対して「せめて1周忌の法要はやるべきだよ」と諭す優しい一面も。その後思いがけず父親がお金持ちとなって姿を現した際は、父親の羽振りの良さをSNSに投稿するお調子者ぶりにほっこりさせられる。

 「私が家族を支えているのだから!」と、何かととげとげしい態度のミレに対し、ヒョンジェの存在がドラマの中で清涼剤として良い役割を果たしている。今後、家族との修復を試みるムジンの力強い味方になりそうだ。

チ・ジニとキム・ジス、ソン・ナウンとチェ・ミンホの恋愛はどうなる?

 2話しか配信されていないが、元夫婦のムジンとエヨン、そしてミレとテピョンの間に何か特別な感情が沸き起こるのではないかという期待がある。エヨンは娘の手前、ムジンを毛嫌いしている態度を見せているが、実は愛情がまだ残っているのではないかと感じる場面が多々あった。

 そして「商品を見る目はあるが、男を見る目がない」と嘆いていたミレにもテピョンという好青年が現れた。どうやらテピョンは以前からミレのことが気になっていたようだ。そんなテピョンの気持ちなど知ろうともしないミレだが、元カレ(チェ・ダニエル)に会社の前で罵られ、傷ついていたところをテピョンに助けられ、彼の優しさに触れる。

 ミレの元カレはとんでもないクズだったが、「君は自分も1番ではない」とミレに言ったところだけは共感した。常に家族のために働いてきたミレは、自分を後回しにせざるを得なかったが、それが今のギスギスしたミレを作ってしまったように思える。

 テピョンとの出会いがミレの心を温かく包み込んでくれるか、それが父親のムジンとの和解につながるか、期待したい。

■配信情報
Netflixシリーズ『家いっぱいの愛』
Netflixにて独占配信中
演出:キム・ダエ
脚本:キム・ヨンユン
出演:チ・ジニ、キム・ジス、ソン・ナウン、チェ・ミンホ(SHINee)、ユンサナ(ASTRO)、チョン・ウンイン、キム・ヨンジェほか
(画像はJTBC公式サイトより)

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