トム・クルーズ、パリ五輪閉会式で空中スタント披露 過去には“007”ダニエル・クレイグも

 8月11日(現地時間)に開催されたパリオリンピック2024の閉会式で、人気俳優トム・クルーズが会場となるスタッド・ド・フランスの頂上から懸垂下降し、主演映画『ミッション:インポッシブル』シリーズを彷彿とさせる壮大なスタントを披露した。

 閉会式にて、次のオリンピック開催地となるロサンゼルスへ五輪旗が引き継がれる「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」で大役を担ったのが、ハリウッドを背負って立つ大スターのクルーズだ。

トム・クルーズ登場シーン

 以前からクルーズが、閉会式で映画ばりのスタントを披露するのではないかとの情報は“公然の秘密”とされていたが、人気シンガーのH.E.R.が奏でる『ミッション:インポッシブル』のギターフレーズに合わせ、満を持してスタジアムの頂上にクルーズが登場。会場の大喝采を受けながら空を一瞬仰いだクルーズが、ハーネスを使って物凄い勢いで一気に懸垂下降し、 無事にスタジアムのフィールドに着地。選手たちから大きな歓迎を受けつつ、ステージへ向かった。

 満面の笑みを浮かべながらオリンピック旗を受け取ったクルーズは、ステージから下りるとバイクの後ろに旗を立て、これまた『ミッション:インポッシブル』のシーンを再現するかのようにバイクにまたがり、夜のパリへ。オリンピック旗をたなびかせながらエトワール凱旋門を通過し、ライトアップされた美しいエッフェル塔を横目に爆走。ほどなくして空港に到着したクルーズは、バイクに乗ったまま飛行機のカーゴエリアに乗り込み、かかってきた電話に「そっちへ向かうよ」と返答する。ロサンゼルス上空に辿り着くと、クルーズはオリンピック旗をリュックに詰め込んで飛行機からジャンプし、 スカイダイビングで優雅に大空を舞う。その姿は、大作映画のアクションシーンそのものだ。

 こうして、無事に目的地に着地したクルーズは、現場に準備してあった布やネイルガンを取り出して何やら作業を開始。次々に建造物に布を張り付けていると女性マウンテンバイカーが現れ、彼女はクルーズからオリンピック旗を受け取って去って行った。

 続いてカメラがズームアップすると、クルーズの居る場所がハリウッドサインであることが明らかに。クルーズは、「HOLLYWOOD」サインの「OO」の部分に輪を3つ足して5色の布で覆う作業をしていたようで、見事なオリンピック・ロゴが丘に誕生! クルーズは素晴らしい演出で、「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」の役目を完璧に果たした(※1)。

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