第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート 『ロボット・ドリームズ』11月8日公開へ

 第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『Robot Dreams(原題)』が、『ロボット・ドリームズ』の邦題で11月8日より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショーされることが決定した。

 本作は、サラ・バロンのグラフィックノベルを原作に、80年代のニューヨークでのドッグとロボットの友情を描いた物語。第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされたほか、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞などの映画賞を受賞した。

 監督を務めたのは、2012年に手がけた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞で作品賞を含む最多10部門を受賞したパブロ・ベルヘル。本作がアニメーション映画初挑戦となった。

 『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロは、本作について「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と賛辞を贈っている。

 大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱。それは友達ロボットだった。セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……。ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは。

 あわせて公開された日本オリジナルビジュアルには、夕景のビーチで主人公であるドッグとロボットが手を繋いでる様子が捉えられている。ニューヨーク市内に程近いビーチリゾート・コニーアイランドを連想させるビーチには、名物の観覧車ワンダーホイール、100年近くも動き続けるジェットコースター・サイクロンを模したアトラクションが描かれている。また、「きみは覚えてる? あの夏、出会った日のことを」「一生あなたの心に残る、宝物のような102分」というメッセージが添えられている。

 なお、公開予定の劇場では、キービジュアルの夕景のほかに、同じ場所の昼の風景も描かれた2種類のフライヤーが掲出される。さらに、8月30日よりムビチケカードの発売も決定した。

■公開情報
『ロボット・ドリームズ』
11月8日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
原作:サラ・バロン
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ
アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
配給:クロックワークス
2023年/スペイン・フランス/102 分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/原題:Robot Dreams/字幕翻訳:長岡理世
©2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
公式サイト:https://klockworx-v.com/robotdreams/
公式X(旧Twitter):@robotdreamsjp

関連記事