『虎に翼』第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」を振り返る 明かされた航一の過去

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第86話から第90話までの第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」を振り返る。

 第86話では、新潟である放火事件が発生する。逮捕されたのは、火災があったスマートボール場の経営者である朝鮮人の金顕洙(許秀哲)。寅子(伊藤沙莉)は傍聴席に三条支部の事務員・小野(堺小春)が座っていることに気付く。兄・顕洙の無実を訴える弟・広洙(成田瑛基)に、小野は思わず声をかける。

 第87話では、小野にはかつて朝鮮人の恋人がおり、結婚しようとしたが、親の猛反対に遭い、別れさせられたという。改めて公平な目で事件を見ようと決める寅子。わかり合えない人とも諦めずに関係を深めようと踏み込んでいく寅子の姿を航一(岡田将生)は見守る。

 第88話では、寅子と航一は涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察にも相手にされず、嫌がらせにも慣れつつあるという涼子と玉(羽瀬川なぎ)の代わりに怒る寅子。改めて放火事件の証拠品を調べた寅子は広洙に宛てて顕洙が送った手紙の内容に疑問を持ち、小野に協力を仰ぐ。

 第89話では、寅子たちは手紙の翻訳の正確性について、杉田(高橋克実)ら弁護人と検察の双方に意見を求める。小野は自分の苦しさを告白する。そして、金顕洙事件はいよいよ判決の日を迎える。

 第90話では、判決後、涼子の店で偶然一緒になった寅子らと杉田たち。戦争で娘と孫を亡くした杉田の「戦争を止めることはできなかった」という言葉をきっかけに、航一は戦争中に経験した「ある秘密」を語り始める。

朝ドラ『虎に翼』登場人物紹介&あらすじ

2024年度前期、NHK東京が製作を務める『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。…

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜~金曜8:00~8:15、(再放送)毎週月曜~金曜12:45~13:00
BSプレミアム:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜8:15~9:30
BS4K:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、岡田将生、森田望智、田口浩正、遠山俊也、望月歩、堺小春、三山凌輝、竹澤咲子、高橋克実
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか

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